(日経Linux 2003/11/01 Copyright2001 日経BP企画..All rights reserved.)
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前半ははっきり言って心底感心しました。解説や「正しい英文」を読むたびに感心のあまりひざをたたいたり額をたたいたりの繰り返しです。日英翻訳の基礎を確認することができて大変役に立ちました。
ところが、後半にさしかかるにつれて「うまい!」「すごい!」という感想に「え?」「変だな」がまじるようになりました。
表現自体は正しくても使い方が少しずれている個所が出てくるのです。冠詞、前置詞、時制の理解があまりに理詰めで力ずくなのではないかと思える部分も目立ちました。単に生硬でぎこちないとしかいいようのない文章もところどころに出てきます。
例えば冠詞です。「既存のものですので、必ず定冠詞をつけます (P. 144)」という趣旨の説明が繰り返されていますが、はたしてそうでしょうか?はなはだ疑問です。たしかに、既存のものに定冠詞を付けることは多いですが、場合によりけりではないでしょうか。
そうはいっても、この本に書かれてあることはあまりにも有益です。技術英語の書き方について解説した本はいくつもありますが、これほど内容のすぐれた本はほかに『技術英語構文辞典 (富井篤 著)』くらいではないかと思います。
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