最近は偏差値にかかわらず、創造工学の方法を取り入れた工業系の大学が、目を見張る教育成果を上げています。それを見聞きするうちに、創造工学の基本的な方法を知りたくなってきました。偶然手にしたこの本は、まさに創造工学の基本書と言えるものでした。創造工学の第一人者である著者の畑村教授の考えを集大成した本です。工学系の本ですが技術全般に応用が効く内容です。対象は高校生以上と書かれていますが、大学生や高専生以上でないと読みこなせないかもしれません。文体は柔らかいものですが。本の最初から最後まで使える知識が詰まっていて、最強の実用書だと思います。注意点としては、著者の考えを知らないと面食らうかもしれません。著者の文庫か新書を何冊か読んでみて、自分に合いそうか確認しておくと良いでしょう。