この本で特に印象に残ったことを3点あげれば次の通りです。
1.「言葉の承認」と「実利の承認」の結び付けの大切さを教えられました。
・具体的事実によって、積極的、客観的、公平的に褒めることが重要との指摘を記憶しました。
・褒めるためには、関心を持って一人ひとりの部下を日々丁寧に観ることが必要と思いました。
・褒める、承認するの「言葉の承認」は、やはり昇進や昇給などの「実利の承認」に結びついていなければ、
本当に承認したことにはならないと感じました。
2.承認の効果について業種での違いが明らかにされている点が良かったです。
・大手企業社員、派遣社員、看護婦が承認に対してどのような反応をするか。
・マネジメントはそれにどう対処すべきか。
・その論考が興味深かったです。
3.本の前半に、承認の必要性や特性が簡潔にまとめられていて理解し易かったです。
今後、老人介護施設の介護職員について「承認の実証研究」をしていただければ嬉しいと思いました。
・介護職員は感謝されて活き活き働いていますが、処遇が良くなく離職率も高いです。
・高齢化社会を考えますと、介護職員のモチベーションアップは重要な社会政策的課題だと思います。