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批評の事情―不良のための論壇案内
 
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批評の事情―不良のための論壇案内 [単行本]

永江 朗
5つ星のうち 3.0  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

90年代にデビューまたはブレイクした批評家を中心に、いまどきの論客を論じてみます。学者だったり、おたくだったり、コンサルタントだったり、いろんな出自の論客がいるけれど、何もなかったようでいろいろあったこの十年、彼らは何を語ってきたんだろう?そして今、何を目指しているんだろう?批評の力って、何なんだろう?永江朗がナビゲートする21世紀の論壇エンタテインメント読本。

内容(「MARC」データベースより)

90年代にデビューまたはブレイクした、いまどきの論客44人+αを論じる試み。この10年、彼らは何を語ってきたのか? 宮台真司、小林よしのり等を取り上げる、論壇エンタテインメント読本。

登録情報

  • 単行本: 360ページ
  • 出版社: 原書房 (2001/08)
  • ISBN-10: 4562034246
  • ISBN-13: 978-4562034246
  • 発売日: 2001/08
  • 商品の寸法: 18.6 x 13.2 x 2.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.0  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 545,764位 (本のベストセラーを見る)
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5 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By Moral Minority VINE™ メンバー
形式:単行本
単なる不良のための論壇案内というよりは「不良による不良のための論壇案内」といった具合。ここで不良が意味するのは単純にいくらか俗っぽいとかあんまり硬すぎないとか、その程度のイメージである。完全な話し言葉でもないが、かなり砕けた文体で全体的に軽い印象は受ける。あえて下らない印象論や論理性の欠片もない批判や顔の話など、評論家をネタにした雑談まがいのどうでもいい話が多々混ぜられている。各評論家についての著者の印象や個人的な関り、思い出などを書いてる感じで客観的に各評論家の主張理論などを硬く綺麗にまとめたようなものではない。だがこれは恐らくわざとであって、著者はあえて砕けた調子で軽く解説する方針で本書を書いているのだろうと思う。それをあまりよく感じない人にはイマイチなのかもしれないが読みやすい人には読みやすいし、私は必ずしも悪い事とは思わない。

扱われる批評家たちは目次の通りでなかなか多種多様、私は175頁までに扱われる人達は殆ど知っていたのだが、それ以降の芸術(映画だとか建築だとか)さらには化粧品評論やら恋愛評論の人物を扱う部分などについては全くの未知だったため、なかなか新鮮で面白く読ませてもらった。

あと特筆しておくべき事は、この著者はかなりあからさまに贔屓して解説している点。例えば森永の章では合間に「いいなぁ、森永卓郎」と相槌を入れ、最後は「いいぞ、森永卓郎!吼えろ、森永卓郎!」で閉めるという応援っぷり。小林よしのりの解説では「この章を書くのは本当にいやだった。小林よしのりが嫌いだからだ」「言っている内容も嫌いだけど、彼の物言うスタイルが嫌いだ」で始まる。堂々と批判したり賛同したりを少しも躊躇わないので客観的な紹介とはあまり呼べない。しかしそれも必ずしも短所ではないだろう。私が書いた特徴を踏まえた上で論壇、知識人といったものの入門的知識を得たいと思うなら本書は決して悪い本ではない。
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By 倒錯委員長 トップ500レビュアー
形式:単行本
本書は、分野越境的に旺盛な執筆活動を続けるフリーライターの永江朗が、01年時点でこれから広く
世に知られるであろう若手(当時)評論家たちをとりあげ、それまでに手掛けてきた仕事を批評するとい
う、「評論家」評論の本である。

取り上げられているのは40人、大まかに社会学、サブカル、文芸などの5つの章に分けて、一人数ペー
ジから十数ページの分量で考察している。

初版が01年のため、当然ながら10年たった今から読めば、いろいろ別の面白さが生まれてくる。例え
ば、著者が「もっともっとおたくを語ってもらいたい」といっている東浩紀は、まさにその後『動ポモ』によっ
て一気に思想界の外まで名声を轟かせたし、佐々木敦、阿部和重、中原昌也はかわいそうに「セゾン
系」と一章でくくられているが、今では到底そのようにひとくくりにはできないだろう。また。ここでこんな
に評価されながらその後今一つ伸びなかったという人だってちらほらいる。さらに、内田樹のようにこの
後インターネット発で著名になった論客は、この本にはまだ捕捉されていない。ただこの本を読んでいる
と、その後イマイチパッとしなかったという人物も、どうもそれは本人の能力的な問題とは別に、編集者
らに気に入られなかったという要因もあるのかななどと、邪推のしようがあって楽しい。

ただ、評論の内容に関しては必ずしも公平中立であるとはいえないし、これで各評論家の言説すべて
がカバーできているとは、到底言えない。だいたい、著者は彼ら評論家を評価するには「近すぎる」の
である。この人だって立派な「評論家」である。そのため、個人的な好悪も入っている。その点を評価で
きないという人もいるだろうが、嫉妬やルサンチマンを包み隠さず率直に述べている著者の文体には好
感が持てる。
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4 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By no name
形式:単行本
別に自分は「批評」だの「哲学」だの「思想」といった様々な専門書(?)にはほとんど触れた事がないが、ちょっとその辺の分野が気になっているんだけど、位の方には、十分オススメできる本だと思います。
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