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批評のジェノサイズ―サブカルチャー最終審判
 
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批評のジェノサイズ―サブカルチャー最終審判 [単行本]

宇野 常寛 , 更科 修一郎
5つ星のうち 3.6  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 1,575 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

アニメ、映画、小説、ドラマ…マトモに語られない現代サブカルチャーの暗部と矛盾を裁き、その批評を皆殺す。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

宇野 常寛
1978年生まれ。批評家。企画ユニット「第二次惑星開発委員会」主宰。文学、サブカルチャー、コミュニケーション論など幅広く評論活動を行う。批評誌「PLANETS」編集長

更科 修一郎
1975年生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 単行本: 333ページ
  • 出版社: サイゾー (2009/10/16)
  • ISBN-10: 490420901X
  • ISBN-13: 978-4904209011
  • 発売日: 2009/10/16
  • 商品の寸法: 19 x 13 x 2.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.6  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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9 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 言ってる内容はゼロ年代。やってることは90年代。, 2010/11/13
レビュー対象商品: 批評のジェノサイズ―サブカルチャー最終審判 (単行本)
テレビドラマや少年誌を含め、無前提な限定をかけずに幅広くサブカル作品を統一的な切り口で一挙に知れる本です。
サブカルマップとして大変良質だと思う。なので星4つ。

本としての出来とは別に、書かれている内容に関して。
本書で展開される「批評」の内容は基本的には宇野氏の前著『ゼロ年代の想像力』の反復。
さて、宇野氏が奨励するような対人志向的存在って、その対人関係が成功していればしているほどサブカルなんて必要としないと私は思う。

何が言いたいかというとこの本の「サブカル網羅」志向、「博覧強記」志向と、この本のなかで奨励される対人志向的存在が矛盾しているということ。無論、宇野氏のスタンスは「職業としての批評」なのだろう。だから「奨励される存在」と「奨励する身振り」との矛盾は無いとは言える。ところが、宇野氏の「イロモノ」的な性質というか、ある種の「人を惹きつける能力」、そして彼の毒舌芸が、やっぱり矛盾を引き起こしている気がする。

つまり対人関係に成功的な存在はサブカルを「博覧強記」的に消費する必要などないわけだが、宇野氏が「魅力」を持つがゆえに、宇野氏による職業としてサブカルの渉猟それ自体もまた奨励されているかのように読み手には思える。宇野氏の毒舌パフォーマンスはそれに追い打ちをかけるだろう。つまりこの本は対人関係志向的な存在を奨励しながら、「対人関係志向的存在を奨励する批評」というひとつの「イタい」島宇宙に読者を導いている可能性がある。更科氏の徹底的に冷めたスタンスが、この矛盾を解消しているとも言えるけれど、宮台氏と同じく、宇野氏がハイポテンシャル(魅力的)でかつ「威勢が良い」がゆえに、そのパフォーマンスのほうにこそ読者は感染する。

私はこれ、単なる誤読云々の問題ではないと思う。読者の側ではなく語り手の問題ではないかと。
そのパフォーマンスそれ自体の本質的な「古さ」を指摘しておきたい。
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4 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 2.0 この対談する二人の人間性は理解できる対談本。, 2011/12/11
レビュー対象商品: 批評のジェノサイズ―サブカルチャー最終審判 (単行本)
友人と日本現代思想変遷について話をしているときに、
宇野氏についての話が出たので一度理解しておこうと
思い購入した本の一つ。

形式としては他の方も書かれているように、
ある程度テーマを決めて二人がそれに切り込んでいくという形で
雑誌サイゾーの連載された一年分をまとめたもの。
宇野氏の他の著書でも書かれているような考えや、
宇野氏独自の考えに立論した様々な事柄(主にサブカル)に
言及されている。

対談は、目も当てられない。
宇野氏は他の本でもよくやっていることなのだが、
この宇野氏は論理の展開や、思考の発展の説明が非常に強引で
「それは結局趣味で好きなだけでは?」と言いたくなる。

さらに、批判の対象となっているものがこの対談ではとても多いが、
どれも具体例がなく、その割には妙にくどくどと長く話が続くので
個人的にそこに何か不快感やトラウマがあるがゆえに、
ただ愚痴をこぼしているとしか感じられない。
本対談におけるワナビーへあたりの話は、
姑息な反論封じ(すべてこのような反論は
”面倒なワナビーによる嫉妬からくる批判”とカテゴリすることが可能)
かと思うほど、本論と離れた悪口がただ並べられるだけである。

その上、議論があっちこっちへよく飛ぶ。知識人や
思想家が論じる態度とは思えない。このようなアプローチで
読み手の関心をひこうとしているのかもしれないが、
誠実とは言えない。

かような論じる態度や立論の型式についてはさておき、
その具体的な議論に踏み込んで考えてもにわかに納得できる
議論になっていないように見える。

象徴についても幾つか言及されているが、
浅い議論のみ展開されており、この程度の議論で
「おっ なるほど。この人の言うことも一理あるかも」
なんて共感する人がいたとすれば、勉強もせずにただこのような人間の
かしこぶったような発言のこんな本しか読まないからなのでは?と、
踏み込んで言いたくなる。

それは何故か。本対談においては、すべての議論が
なにかにつけ「これはこうだ」と両者が決め付けて、レッテルを貼ると
議論が次に行ってしまうので、その背景や理論の展開の説明、
自身のその発言の意味づけと考えを
読者が理解することは不可能だからである。
「○○っていうアニメを理解できない奴は人格障害」などといった、
ネットの悪口と非常に似ている。小利口ぶっているが、
中身が存在していないのである。その上、両者の語り口自体に悪意が強く
みられる攻撃的な表現で議論が展開されているので、
本当にネットの中傷のように受け止めてしまう。

本対談の中のそのような例を挙げると、
象徴について言及するのであれば、まず、どのような分野において
当議論は展開されていて、日本ではそのような象徴の扱いの解釈は
こういったもので、宇野氏が考えるところによれば、
というような形でまずは扱われている概念の立脚する場所と、その変遷を
前提として、そこから自身の考えを展開するのが、
仮にも知的な場において意見を表明する人間の
最低の責任と言うものである。

たまに、ある程度思考や理論の展開の基礎が示されたと思ったら、
それは他の批評家の代表的な議論を引用しているだけで、
人の尻馬にのって傲慢な自分の拡大したエゴを
ひりだしているだけなのである
(あまりに批判がきついという人は読めばわかるが、
私は事実をそのまま述べているにすぎない。読めばわかる。)

この具体例をともなわない上に、文学的な、
もしくは記号論的解析、
物語性としての象徴を扱う場においての前提が無い
自己満足としか思えない意見のたれながしは、
恐ろしいことにこの本全部を犯した病魔となっていて、
読んでいると、これはもう本当にどうしようもない人間が
展開するサブカルごっこでしかないのでは…と、
こんなものが本屋の思想という本棚に置いてあるという事実に
落胆させられること必至だ。

言えばキリがないが、さらに他の部分で言うと、
例えば米国においてといった場合、
州ごとにわかれるそれぞれの特色と、
アメリカの独特な建国から
現代までのその歴史的変遷、ヨーロッパからの
その植民の時代から始まる独特のつながりからの宗教観、など
すこし真面目に学問に向かい合った学生なら当たり前のように
学んでいると思われる部分意についてすら理解がないとしか
思えない発言が続く。

とにかく既に言及したようにレッテルを貼って
「これはこうだからこうだ」となって、
色々な方向に強い悪意のある
悪口がたくさん並べられて、別の話へ飛ぶ、の繰り返しだ。

つまりは自分の狭い世界で、
どんどん勝手に自分の好みでレッテルを貼り、
しかし自分こそが正義であると、暴言をところかまわず
まきちらしているのがこの人間の正体であると示すかのような
対談本となっている。

なんだか読んでいて気の毒になる。
途中対談で相当の悪口を並べているので、
そこの対談でていた作品のことについて
悪く言ってないのに悪くいっていると捉えられた、
それがまた著者の考えた通りの展開になっていて寂しい、
などといった良くわからない発言があるが、
こんな発言が出るほど、私たち読み手と、対談しているこの二人の
わけのわからないアカデミックでもなく、思想的でもない、
二人のサブカル世界は遠く、暗く、沈んでいるのである。

大体、言い方がどう考えても悪いというような
常識と良識からの意見がまったく通らない時点で
この二人は宇宙人に等しいほど
一般の人間の感覚から遠い人間だと思わざるを得ない。

確かに、この本はサブカルチャー最終審判かもしれない。
この著者は底が浅く、無学であり、謙遜さも無いが
その拡大しきった自我のせいで臆病な人格を持った人間であり、
その故の攻撃性がこの本で爆発している。

ある意味珍しい。

これほどの本にはひさしぶりにであったので、興味を持った人は手にとって見るといい。
こんな本、そうはない(ブログならたくさんあるだろうが)
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4 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 批評業界?の話にとどまらない, 2010/11/16
レビュー対象商品: 批評のジェノサイズ―サブカルチャー最終審判 (単行本)
まず、表紙がいいですね。『ゼロ年代のすべて』という本も表紙がよかったなぁ。表紙は大事です。

内容については
宇野さんのいっていることを自分の身の回りで起きていることにひきつけてみるといいのではないでしょうか?

こういった評論は各作品の評価が自分と違うとかいうことにあまりこだわらずに、批評家が組み立てた評論のための論理構造が自分の身の回りの出来事とか仕事とかに役に立つか、あてはめられるかで評価したほうがいいと思います。

その意味で非常に面白くよまさせていただきました。
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