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98 人中、93人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
本好きの人はぜひご一読を,
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レビュー対象商品: 打ちのめされるようなすごい本 (単行本)
TV「ブロードキャスター」で見て、見た目もしゃべり方も濃い人だなーと思っていたのだが、エッセイを読んで好きになった。知性も知識欲も生き方も動物の可愛がり方も濃い人で、早世されたことが本当に残念だ。会ったことのない人に対してリアルに悲しむ自分に驚いている。とにかく圧倒的なエネルギーで本の世界を渉猟し、その感想、批評を綴った文章を集めたのが本書で、書評を読むことには、読みたい本、読むべき本を探すという楽しみがあるが、まずその点で実に優れた内容をもっている。本書を読み終えたのち、読みたい本が数十冊にもなって、楽しみな一方、どれから読むべきか悩む。 1つだけ欠点をあげると、米原さんはあまりの本好きなので、のめり込みも強く、ちょっと褒めすぎじゃないかと思えるものがある。 タイトルの「打ちのめされるようなすごい本」も1冊特定されるのだが、それは本書を手にとってからのお楽しみ。 読書日記は亡くなる直前まで書かれている。最後の本が死因となったガンの治療に関するものであることが本当につらい。うまくまとまらないけど、本好きはぜひご一読を。本全体から米原さんのパワーが溢れている。
188 人中、176人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
最高の読み手、最強の書き手,
By 野火止林太郎 (大阪府) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 打ちのめされるようなすごい本 (単行本)
ロシア語通訳の第一人者にして、大傑作小説『オリガ・モリソヴナの反語法』、最高のノンフィクション『嘘つきアーニャの真っ赤な真実』、大爆笑エッセイ『ロシアは今日も荒れ模様』などの書き手、米原万里が06年5月に亡くなった。本書は米原の遺作ということになるのだろうか。とにかく書評家としても鹿島茂や山内昌之に比肩する最強・最高の手練である。95年から05年までの全書評を収めた本書は、誠に嬉しい贈り物のようなものだ。 取り上げられた本は全部読みたくなる。そして、1冊の本についての文章からこちらの思考が促されるのだ。なんという強靭でしなやかな文章であることか。これでしばらくは本書に紹介された数々の書物を買いまくることになるであろう。読書界は、この人をもって最高の導き手としてきたのである。 それにしても、あまりに早い逝去は痛恨の極みだ。合掌。
45 人中、42人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
もっと生きていて欲しかった,
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レビュー対象商品: 打ちのめされるようなすごい本 (単行本)
2006/5に癌で他界した米原万里の書評集。週刊文春に連載されていた「私の読書日記」を完全収録している。特に印象に残るのが「私の読書日記」の最終三回に連載された癌闘病日記。様々ながん治療に対する冷徹な批評、分析を行ないながらも、著者の生きたいという強い願いが行間からひしひしと滲み出てくる様に感涙。
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