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手鎖心中 (文春文庫)
 
 

手鎖心中 (文春文庫) [文庫]

井上 ひさし
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

商品の説明

第67回(昭和47年度上半期) 直木賞受賞

出版社/著者からの内容紹介

他人を笑わせ他人に笑われそのために死ぬほど絵草紙作者になりたいと願っている若旦那のありようを洒落のめした直木賞受賞作。面白おかしく悲しい道中「江戸の夕立ち」も収録。解・百目鬼恭三郎
--このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

登録情報

  • 文庫: 260ページ
  • 出版社: 文藝春秋; 新装版 (2009/5/8)
  • ISBN-10: 4167111276
  • ISBN-13: 978-4167111274
  • 発売日: 2009/5/8
  • 商品の寸法: 15.2 x 10.6 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 25,423位 (本のベストセラーを見る)
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10 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
手鎖心中 2002/3/18
形式:文庫
引越しの際になくしてしまった人生最大の財産の本。神田書店街をいくどとなく探しまわっても、文庫も単行本も見つからず、涙・涙・涙・・・。井上ひさし先生の真髄、江戸時代者好きにはたまらない書です。
このレビューは参考になりましたか?
4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
井上ひさし氏の直木賞受賞作。

江戸時代の町民文化が生き生きと活写されるにとどまらず、
主人公・語り手・脇役たち一人一人がなんと生き生きしていることよ。

それも、ただ活発なだけではない。
何かにとりつかれた、業のようなものを背負った面々なのである。
だから一人一人に影がある。陰影がくっきりしているからこそ、実在感が増す。
プロットそのものは破天荒きわまる、まさに井上ひさし的ドタバタコメディなのに。

ある一時代を詳細に描写するという意味で、今年度の直木賞受賞作とかろうじて共通点はあるものの、
物語の持つダイナミズムは天と地ほどの開きあり。

(おまけにあちらはかなりの長編で、こちらは短編に毛が生えたほどの中編。この密度の違いって…)

同列に並べちゃって、いいのかな?
このレビューは参考になりましたか?
2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 街道を行く #1殿堂 トップ500レビュアー VINE™ メンバー
形式:文庫|Amazonが確認した購入
作家志望の大金持ちのお坊ちゃんが、お金に物を言わせて自分の名前で本を出版し、作家は、無頼でなくっちゃいけねぇ、といった按配で、嫁を泣かせ、吉原に通い、お上に楯突き手鎖となって、まだ懲りず、遂には心中を企てる、といった平和な生活を敢えて打ち壊してゆく、作家というものの業を描いたものと言えます。
ひ弱で才能も持ち合わせていない優男が、周りに馬鹿にされても、飽きられても、大真面目で次々と事をでっち上げてゆく、その不思議さ。その馬鹿な男が、本物の戯作家を刺激し、行動にスイッチを入れます。
どうしても、戯作家の中に著者を重ね合わせてしまいます。
もう一作は、浦島太郎のパロディのようです。江戸の大店のあととりと太鼓もちが、江戸湾で嵐にあい、沖合いで廻船に拾われ、東北地方に運ばれ、そこから江戸に戻ってくる噺です。勿論簡単には戻れません。
江戸の町人文化をベースにしたユーモラスな作品ですが、作者の目は決して笑ってないように感じられました。
凄みのあるユーモアが、直木賞受賞作品です。
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