他の方のレビューどおり、表紙で損をしてしまっている良書です。
それなりにイラストを描いてきている自分ですが、手足が大変苦手でした。
様々な『手足の描き方』という本を持っていますが、ほとんどが骨格の説明をして後はポーズ写真集。ヒドい物は『手足の描き方』なのにキャラクタのデザインの仕方など関係のない記事でページ数を稼いでいることも…
そんな中この本は一冊丸々『手足』です。様々なポーズを写真だけでなく、解説・使用例までのっています。
欲をいえば他の角度からの写真ももう少し載っているとありがたかったですが、比較的イラスト等でよく描くセンスの良い角度なので想像していた以上に使えました。
使用例のイラストを描かれている方が全体のデッサンがよく崩れていることが若干気持ち悪いですが、本書のメインである『手足』だけみるとどれもしっかり描かれています。
(むしろタッチに合わないのにそこをがんばったせいで崩れている印象)
普段、少し難しい手を描く時は
1.ポーズ写真を撮る
2.それを軽〜くデッサンする
3.デッサンの抽出線を見ながら、自分のタッチにデフォルメしてイラストを描く
…という感じにやっているのですが、普通のポーズ集だと2から始めるところ、本書があると3から始められて助かっています。
初心者の方、手足で躓くことがある方は持っていて損のない本です。
デッサン(写実画)ではなく、イラスト参考書の『手足』ならばトップレベルの本だと思います。