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手袋を買いに (小学館文庫―新撰クラシックス)
 
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手袋を買いに (小学館文庫―新撰クラシックス) [文庫]

新美 南吉
5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

表題作「手袋を買いに」は、雪のせいで手が冷えてしまった子ぎつねのために、きつねの母子が手袋を買いにいくお話。人間嫌いの母ぎつねは、きつねとばれないよう子ぎつねの片手を人間の手に変えて、この手でお金を差し出すよう言い聞かせて、子ぎつねだけを町へ送り出しますが……。
わずか29歳でこの世を去りながら、日本のふるさとの風景を舞台に、“人の心の優しさ”や“生きることの悲しさ”を描いた新美南吉の名作童話11篇を収めた、心あたたまる1冊です。

内容(「BOOK」データベースより)

国民的童話作家として人気の高い新美南吉。日本のふるさとの風景を舞台にした数多くの名作を遺した彼の好んだテーマに、人間と動物、都会と田舎、大人と子供、など「立場を異にするものの魂の交流」がある。本書では、そういった作品群のなかから、雪の積もる冬の夜、寒さに震える子狐のために、人間の街まで手糸の手袋を買いに出かけた狐の親子の物語「手袋を買いに」をはじめ、珠玉の民話的メルヘン「百姓の足、坊さんの足」、南吉自身の思い入れも強かったといわれる「久助君の話」など、十一編を収録した。

登録情報

  • 文庫: 250ページ
  • 出版社: 小学館 (2003/12)
  • ISBN-10: 4094041095
  • ISBN-13: 978-4094041095
  • 発売日: 2003/12
  • 商品の寸法: 15 x 10.6 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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心の温かさ 2006/1/12
形式:文庫
同じ東海地方出身とあって、親近感のある南吉さん。

「ごんぎつね」は、私がもっとも憧れる、母性のシンボルです。

南吉さんの鋭いところは、こぎれいな童話でなく、

現実を見据えた描写で話されているという点にあると思います。

母親ギツネの人間を怖がる気持ちは、きっとどの親にもあるでしょう。

南吉さんは、そんな人間の内観への洞察力が鋭かったのだと思います。

全部読み終えて、すべての登場人物が、現実の人物と等身大だということは、言うまでもありません。
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2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
優しさ 2005/5/4
形式:文庫
子供のときに読むのと、大人になって読むのとでは全く違いました。
小学生の時にこの本を読んだときは、描かれた子キツネがかわいいということからこの話が好きになったのですが、大人になった今読むと、母親の視点から読んでいるのに気づきました。
「お母さん、手がチンチンするよ」と凍える手を差し出して母親に訴える子キツネがなんともかわいそうで、また母親の子を想う気持ちが心にしみるように伝わってきます。
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3 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By たく
形式:文庫
小学生のとき、たぶん教科書で読んだ。
今読むと、子狐が自分の長男そのものに感じ、とてもいとおしい。

ただ、このお母さん狐、自分が過去のトラウマで怖いからといって、
子供だけ行かせるとはいかがなものか?これも、今だからこそ思うことだろうか。

また、母親と子供の、こんなに無邪気で無条件な係わり合いを、
現在の童話作家は描くことができるのだろうか。
両方のまなざしがあまりにも純粋で、
さっきまでテレビで見ていたニュースの、殺しあう悲しい親子の現実と重なって、
まったく不用意に、こみ上げてくるものがあった。

僕の息子がこの話を読むころ、
この母狐に、自分の両親(私たち)を重ねることができるように、
僕は君を育てよう、わが息子よ。
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