本書は単に年間手術数がどのくらいあるのかをベースにランキング付けしているだけであって、患者の予後や入院中のケア、診断がきちんとなされているかを客観的なデータでもって評価しているわけではないので、あらかじめ。
手術数が多ければ良い病院というなら、ベット数もある大きな病院で設備が整っているところなら患者がどうなろうと手術数だけを稼げればイイということになる。どんなデータを反映してランキング付けしたのかを公表できる(秘密にしたいであろうが)ならすべきである。
患者にとって一番大事なことは手術の予後である。ここらへんの調査がなされランキングに反映されていないのであれば、現代の赤字経営体質が恒常化している大病院経営にとって単に病院の資本(運転資金)ランキングとかわらない事になってしまう。まさか週刊朝日は病院の株式会社化を推進していのでは?と要らぬ勘繰りもいれたくもなる。
日本で最も赤字経営の病院は宮内庁病院であるという。
宮内庁の宮廷費だが皇室費だが内廷費でまかなわれている病院だからわからなくもないが、ほとんどが宮内庁職員と皇室関係者というから手術数も当然すくないだろう。ということは本書ではブービーメーカー病院と言う事になってしまうが、いかがか?