機織り,手紡ぎを始める人の為に書かれた基本的内容が網羅されています。
(美術出版社の「ウィービングノート」も良い本でありますがモノクロ印刷です。
こちらはカラーで作られているため、視認性には優れています。)
手紡ぎの仕事というのは難しいと思われますが、糸車を買ってしまえば自分で好きな糸を
つくり編んだり織ったりする事が出来るので大変楽しい仕事です。この本の優れていると
ころは「紡毛機(糸車)」の組み立ての仕方から載っているところでしょうか。
日本で販売されている紡毛機はニュージーランドなどで作られた輸入製品がほとんどで
す。初心者にとっては、付属の英語マニュアルを見るのはすこし不安もあり、敷居が高い
ようにも感じます。組み立てから紡ぎ方までかなり易しく解説されているので、助ります。
(この本では「アシュフォード社」の紡毛機を対象に解説されています。また織り機では、
アジャカの織り機の解説がされます。)2枚綜絖の卓上織り機、4枚綜絖の足踏み織り機
の組み立てから織り方、さらに組織図の書き方までが載っています。
基本的な内容は網羅していますが、初心者以外の人にとっては物足りなく感じると思います。
解説はいいのですが、載っている作品そのものは配色があまりあか抜けないというか、無難な
感じなので個性的な作品を作りたい人には目を惹くものは少ないかも・・・。なので星は4つとします。
この本でまずは学び、何枚か実際に織ってみたら「紡ぎ」「織り」の本を新たに買って独自の
作品を追求するのがよろしいかと思います。手紡ぎ、楽しいですよ!