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初エッセイ『手紙』を読んでいると、
この人が「女優」という、特殊な才能に恵まれた、
華やかなスターダムに上昇中の、時の人であることを、
ついつい忘れてしまっている…。
ごく普通の感覚で、文章が書かれている。
我々と同じ、ごく一般の市井に暮らす、
ひたむきで、感受性豊かな、若き素敵な女性の姿が、そこにある…。
それは、もちろん、彼女が、
女優として、「地味」であるとか、「華がない」という意味では
決してない。
人気、実力ともに、躍進めざましい女優として、光り輝きながらも、
ごく普通の感覚を見失っていない…。
その見事なバランス感覚は、彼女の聡明さ、誠実さを物語っていると思う。
女優である以前に、ひとりの人間としての普通の感覚を
大切に磨いているからこそ…
そして、自分の「言葉」を大切に用いているからこそ…
いざ、女優として、舞台に立った時、その感性が生きてくるのだと思う。
彼女の芝居には、リアリティがある。
つかこうへい氏や、野田秀樹氏に、その才能を絶賛される、
押しも押されぬ、実力派の女優である。
『エッセイ』ひとつ取っても、その女優の感性、内面は、露呈される。
こんなにも素朴で素敵な語彙を内包している人ならば、
これから先も、才能ある芸術的な感性に優れた、演出家諸氏から、
オファーがたくさん来ることであろう…。
楽しみな女優だ。
そんな感じ。
飾ってなくて、気取ってなくて、とっても普通で。... 続きを読む
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