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手掘り日本史 (集英社文庫 88-B)
 
 

手掘り日本史 (集英社文庫 88-B) [文庫]

司馬 遼太郎
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

著者は言う「私の書斎には沢山の友人がいる」と…。土方歳三や坂本竜馬、信長や道三といった歴史上の人物たちと声なき対話を交しつつ、小説のロマンと魅力を解剖する好エッセイ。(解説・江藤文夫)

内容(「BOOK」データベースより)

歴史というものは、手ざわりで感じていかなければいけないところがある―。いまここに息づいているかのような存在感にあふれる司馬文学の登場人物。彼らはどのような思索と経験から生まれたのか。取材手法、史料との向き合い方、自身の精神風土について。創作の裏側を縦横無尽に語る。作家の肉声や書斎の風景が、いきいきと甦るかのような語り下ろしエッセイを、読みやすい大きな字でお届けする。 --このテキストは、 文庫 版に関連付けられています。

登録情報

  • 文庫: 190ページ
  • 出版社: 集英社 (1980/07)
  • ISBN-10: 4087503321
  • ISBN-13: 978-4087503326
  • 発売日: 1980/07
  • 商品の寸法: 14.8 x 10.6 x 1.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 329,679位 (本のベストセラーを見る)
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By 麒麟児 トップ500レビュアー VINE™ メンバー
形式:文庫|Amazonが確認した購入
滋味豊かな司馬遼太郎氏の対談本の一。不識、日本史を観る際にわれわれが陥りがちな定型的類型的な観方を矯正するための必読本の一つであるとさえ思える一書である。

「封建武士道というのは、人間はどのように生き、どう行動すれば美しいか、ということを究明するもので、美意識でしょう」(84頁)。
「史観は、歴史を掘りかえす土木機械だと思っていますが、それ以上のものだとは思っていません。・・・ 歴史をみるとき、ときにはその便利な土木機械を停止させて、手掘りで、掘りかえさなければならないことがあります」(103頁、同旨167頁)。
「日本人は大化の改新以来、社会をくりかえし組みあげてきた、比較的少ない民族です。そういう能力を日本人はもっている。そこから日本文化のパワーが出てくる」(128頁、同旨169頁)。
「天皇さんを ・・・ 政治に利用した最初の天才は織田信長です。・・・ 武田信玄にしても上杉謙信にしても、みな京に上ろうとした。しかしながらこれは将軍を擁しようとしたためで、天皇を擁するためではない。天皇という存在は、神さまに奉仕するものであって、地上のことをなさるとは思っていない。地上の最高の権威は、戦国時代なら室町将軍です。・・・ 天皇の本質は大神主だというのです。・・・ 水戸史学が、天皇を宋学の皇帝になぞらえて地上の権威にしたがった」(162〜165頁)。

なお、最後の「わが小説のはじまり」は、司馬氏の作家生活のはじまりや自らその作品評を披瀝した興味深い一章である。
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2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
司馬遼太郎の作品のなかで『余談だが・・・』がたびたび
あらわれるが、この本はそんなとても興味をそそられる
『余談』の話が満載されております。
司馬さんの歴史・人物への興味の持ち方など司馬さんの肉声で
聞こえてきます。
司馬さんの作品を読み始め、司馬さん自身への興味が湧いてきた方には
とてもおもしろく読めると思いますよ。

司馬さんの作品はかなり多いので、小説を読む間の
息抜きという形でも良いと思います。

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2 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
司馬が作品を書いた時の背景や想いを振り返りながら、日本の歴史を語る対談形式のエッセイ。

登場人物に感情移入しながら書いていることがよく分かり、司馬作品が単なる歴史小説とは違った魅力がある理由がなんとなく分かった気がします。

表題にもなっている「史観は土木機械だが、ときには手掘りで歴史をみねばならない」という言葉は、歴史を多面的な視点でみるべきとの指摘と受け止めました。

司馬史観には賛否両論ありますが、文学作品としての評価は変わるものではありません。

ますます歴史と司馬作品が好きになる一冊として、星5つをつけたいと思います。
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