りんたろう監督の「鳳凰編」は、私も当時かなりがっかりしてました。
この監督自体嫌いじゃないのですが、すべて自己流にしてしまうのはちょっと残念。
この監督さんは非常に斬新な映像表現をするのですが、画面の迫力とBGMの美しさで押し出す傾向が強く(そこがウリなんですが)、「幻魔大戦」などと同じような映像で撮っています。
感覚的な映像なのですが、なんとストーリーがものすごくダイジェストされていて、原作にあった物語性が失われてしまっています。
下手をすると、原作を読んでいないとストーリーがわからない人もいるかもしれない、と思うほど。
我王の悲しさよりも、火の鳥の美しさを描くことに重点を置いているみたい。
火の鳥って、もっと人間の心の醜さや悲しさなどのドロドロしたものを描くところが素晴らしいと思うのですが・・・・。
「ヤマト編」、「宇宙編」は原作に忠実で、すごく好きです。
クオリティは、「バギ」「プライムローズ」「マリン・エクスプレス」などの24時間TVで放送された系列のアニメに匹敵する出来の良いものだと思います。
もうひとついえば、火の鳥のDVDボックスなのに、なぜ「火の鳥2774 愛のコスモゾーン」が入っていないのだろう。
あの作品は短縮版のVHSがレンタル用のみ(一般販売はなし)と、唯一、LDで一般販売されたのみだから、すごく観たい人がいると思うのだけれど・・・・。
「ヤマト編」、「宇宙編」は星5つなのですが、そんな訳で星3つです。
作品自体はとても良いものですのでお勧めなので、買って損のないものだとは思いますが・・・ちょっと惜しい。