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手もちの時間 (講談社文庫)
 
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手もちの時間 (講談社文庫) [文庫]

青木 玉
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

美しい日本語で読む、暮らしのなかの愉しみ

手紙や着物など日々の事ごと、露伴・文の思い出をいきいきと綴る

なつかしい人の絵手紙。下戸の好きな酒の肴。道端でよく会う老トラ猫。名文家・青木玉は、なによりも生活の巧者である。日々をていねいに暮らすなかで見出される、小さいけれどもかけがえのないことごとを、祖父・幸田露伴、母・幸田文と過ごした小石川の家の3代の思い出とともに、みずみずしく綴るエッセイ。

内容(「BOOK」データベースより)

なつかしい人の絵手紙。下戸の好きな酒の肴。道端でよく会う老トラ猫。名文家・青木玉は、なによりも生活の巧者である。日々をていねいに暮らすなかで見出される、小さいけれどもかけがえのないことごとを、祖父・幸田露伴、母・幸田文と過ごした小石川の家の三代の思い出とともに、みずみずしく綴るエッセイ。

登録情報

  • 文庫: 233ページ
  • 出版社: 講談社 (2002/11)
  • ISBN-10: 4062735989
  • ISBN-13: 978-4062735988
  • 発売日: 2002/11
  • 商品の寸法: 14.4 x 10.6 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.5  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 898,212位 (本のベストセラーを見る)
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形式:文庫
著者の文章には母・幸田文のようなえぐりこむ強さはない。
その代わり、押し付けがましくない、人への適度な距離のおき方が感じられる。
どちらが好きかは趣味の問題だ。

私は切っ先鋭い幸田文が好きなので、著者の文章には正直もの足りなさを感じる。
文末が読者への投げかけで終わる文が多いこと。

目に映ったものごとをさらりと受け止めるだけで、他の物事との関連付けとか深く掘り下げることをしない姿勢など。

しかし幸田文の著作に興味をもつものにとって、著者をすぐ傍で見つづけたひとの記録はありがたい。

著者が子供の頃に見た鋭い月のことを語れば、幸田文が誤ってメチルアルコールの入ったお酒を、幸田露伴の受勲のお祝いの客人に出してしまった、という話を思い出し、そういえば、あの話の「血相を変えて家に駆け込んできた」娘はこの著者のことなのだ、同じ夜の月だろうか、と思う。

祖父・露伴を恐れ、緊張し、できるだけ遠ざかったいたという正直な言葉にも、子供のときから周囲に気遣いながら暮らしてきたおとなしい気質の少女を、才たけた二人の肉親が知らずに抑圧していた様子が見える。

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3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
幸田露伴の孫にして幸田文の一人娘、青木玉さんのエッセイですが、「手持ちの時間」「過ぎた時」「つながり」と大きく3分類されています。

その中でも「過ぎた時」は子供の頃の思い出話もあり、特に「お菓子と子」のエピソードは洋菓子屋さんとのやりとりが「小石川の家」を彷彿とさせます。

お使い道はなんでございましょう、お嬢ちゃまのご注文はこれでございますね…という、番頭さんの言葉の美しさにも古きよき日本が感じられました。

「つながり」のエピソードも幸田露伴や幸田文にまつわるものが多く、幸田家3代目の青木玉というエッセイストはこんな環境で形成されてきたんだなあ…ということがうかがわれる良作だと思います。

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