読みながら、あの人にも読んでほしい、この人にも読んでほしいと、いろいろな人の顔が頭に浮かびました。そんなふうに人に薦めたくなる本です。著者は、何を手ばなすのか、どうやって手ばなすのかについて、いろいろな処方箋を書いてはいますが、一貫しているのは、「決めるのは自分自身である」というメッセージ。そこにはっとさせられます。
そういう意味でも、あとがきの文章が好きです。「アイスクリームがただでもらえるよ」と言われて、駆け出す子どもたち。本当かな、と疑いながらも、みんなが行くから自分も行ってみる。このアイスクリームのエピソードは、よく頭に浮かびます。いつでも「それは自分で選んでいることか」どうかを問いかけてくれるような気がします。