そのギャラリーのコンセプトは、自然素材が生きているもの、暮らしの中で使うもの、そして美しいもの。
この本は紆余曲折あって20年近く現在に至るまで工芸を取り扱うギャラリーの運営をすることになった著者の思い出エッセイで、またそれが著者と親交のある工芸作家の紹介エッセイも兼ねています。
時間軸を追ってはいますがどの章も3-4ページ程度で読みやすく、紹介されている工芸作家さんの作品のカラー写真もすべて掲載されているし、またもともと著者は俳句の道に惹かれていてだけあって詩のような言葉が多くあり、何度読み直しても味わいのありそうなとても素敵な本です。
最近出た本らしく、著者の日本橋のショップはなんと今週(12月1日)オープンしたばかりで、ウェブサイトを見ると本の中で紹介されている作家さんたちの多くは現在でも現役であることがわかります。
「作品は使うほどに育つもの」
ついそんな作家さんの言葉を思い出して、1点ものの日用品を購入してみたくなってしまう1冊です。