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手ごわい問題は、対話で解決する
 
 

手ごわい問題は、対話で解決する [ハードカバー]

アダム・カヘン , Adam Kahane , ヒューマンバリュー , 高間邦男
5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 1,680 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容紹介

本書は、どんなに複雑で解決が困難だと思われる問題でも、心を開いた対話によって、解決への道筋を見つけることができることを伝えています。 アダム・カヘン氏は、世界的ベストセラー「シンクロニシティー」の著者である、ジョセフ・ジャウォースキー氏と共に、ジェネロンコンサルティングを創立しました。そして、対話を用いたファシリテーションによって、南アフリカのアパルトヘイト問題や、コロンビアの内戦、アルゼンチンやグアテマラの再建など、数々の世界的な社会問題や国際紛争を解決へと導きました。 本書では、彼が対話の本質を見出していった過程を、豊富な成功例や失敗例を通じて紹介しています。 <出版社からのコメント> 世界的ベストセラーである本書は、「学習する組織」の第一人者であるピーター・センゲ氏により推薦され、元南アフリカ大統領ネルソン・マンデラ氏からも絶賛されています。 カヘン氏が見出した対話の本質は、国際紛争のみならず、組織の抱える問題、さらには、家庭内の問題にも通ずる普遍的なものです。 また、本書は韓国においては、サムスン経済研究所が選ぶ「経営者への夏休みの推薦図書20選」に選ばれており、世界各国でベストセラーとなっております。

著者について

ジェネロン・コンサルティング社(Generon Consulting)、及びグローバル・リーダーシップ・イニシアチブ(Global Leadership Initiative)の共同設立者。 マギル大学物理学において、(最優秀名誉)理学士号を取得、カリフォルニア大学エネルギー・資源経営学において修士号を取得。 卒業後、パシフィック・ガス・アンド・エレクトリック社、経済協力開発機構(パリ)、応用システム分析国際研究所(ウィーン)、日本エネルギー経済研究所、トロント大学、ブリティッシュ・コロンビア大学、カリフォルニア大学、ウェスタン・ケープ大学で戦略策定や調査研究に携わる。 1990年代初め、ロンドンのロイヤル・ダッチ/シェル社の社会、政治、経済、技術に関するシナリオチームの代表を務め、南アフリカにおける、モン・フルー・シナリオ・プロジェクトに携わる。それをきっかけに、1993年、上記ジェネロン・コンサルティング社を設立。世界中で、複数のステークホルダーによる対話やアクションを生み出すプロセスを多数導いている。

登録情報

  • ハードカバー: 240ページ
  • 出版社: ヒューマンバリュー; 初版 (2008/10/3)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4990329848
  • ISBN-13: 978-4990329846
  • 発売日: 2008/10/3
  • 商品の寸法: 19.2 x 12.6 x 2.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
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14 人中、13人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:ハードカバー
この本は、単なる問題解決手法について紹介するようなノウハウ、テクニック本ではなく、環境問題、エネルギー問題、食糧問題、紛争問題といった解決不可能に見える21世紀型の難題に人類がいかに向き合い、取り組むべきかを示唆し、一人の人間としての自分のあり方についての深い考察と探究を促してくれる本です。

アパルトヘイト後のアフリカや虐殺と集団殺戮が繰り広げられたグアテマラが抱えていた「解決不可能にしか思えない問題」にファシリテーターとして向き合った著者の赤裸々な体験が綴られています。

絶望的な状況の中で、人々がお互いに「オープンに聴き、オープンに話す」ことを通じて、変革を実現していく数々のストーリーが人の可能性の大きさを感じさせてくれました。

中学や高校の教科書などで引用をして欲しいと思うくらい、21世紀を生きる私たちにとても重要なメッセージが込められていると思います。
このレビューは参考になりましたか?
10 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:ハードカバー
 本書「南アフリカのアパルトヘイトを解決に導いたファシリテーターの物語」を読んで、内容を一文でいうと「政治経済社会の複雑な問題の解決には、対話と言うアプローチが非常に有効な手段の一つである」。
 また、3つにまとめると?
1.複雑な問題の解決は、従来型の原因究明して、唯一つの正解を求めるという解決方式では実現しない。
2.複雑な問題への有力なアプローチは「対話」である。
3.その対話は、「率直に話すこと」と「オープンで、内省的かつ共感的な聴きかた」で成り立つ。
 この本で新しく学んだ3つのコトは
1.問題の複雑性には3つある。
(A)「物理的複雑性」、原因と結果が時間的にも空間的にも遠くはなれている場合の問題。
(B)「生成的複雑性」、過去の経験で解決できないように変化が激しく未来が予測不可能で、未知なる状況の問題。
(C)「社会的複雑性」、問題に関る人たちが価値観や認識、見解が大きく異なる場合の問題。
2.複雑な問題を解決に導くプロセスにも大きな3つの要素がある。
(A)システム的なアプローチであること
(B)創発的なプロセスであること
(C)参加型のプロセスであること
3.上記2.のロセスをを実現する対話は、オープンな方法によって実現される(10の提言にまとめられている。詳しくは、本書をお読み下さい。)。

 最後に、正直言って、具体的なスキルやノウハウとしてはほとんど役に立つ内容はなかった。しいて言えば学んだことの3つめの「オープンな方法」。これは心構えとしては非常に有効だと感じた。
 それでも、以上をお読みになって関心を持った方には一読をお薦めしたい。
このレビューは参考になりましたか?
6 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:ハードカバー
あまりにも複雑で、一筋縄では解決できない問題について、その全体像を把握する、解決の可能性を検討する必要がある場合に有益な方法としての「対話」の在り方を紹介しています。

原因と結果が明確でないという複雑性、未来が予測できない(過去の知見が適用できない)という複雑性、関係者の立場・利害が一致しないという複雑性、これらが高い場合には、トップダウンでの命令、所謂有識者の知見では解決することはできない、として「対話」を活用する必要があるとしています。

そして「対話」において重要なのは、人間の本性としての怒り・恐れを認めたうえで、それらを発現させないようなリラックスできる環境を整備することが先ず求められるとのことです。
そのうえで、互いが問題の構造の発見、問題構造の解決可能性の探究、様々な解決代替案の作成を促進していけるようなファシリテーションが必要であるとのことです。
そのためのには人々の「話す」「聴く」方法の変換が重要であるとし、新たな可能性を見出すことを目的とした「話し方」「聴き方」を重視・活用していくことがカギであるとしています。

「対話」のための「話し方」「聴き方」については、実際の国際・国内紛争での著者の成功体験や失敗体験を盛り込みつつ、重要なポイントを提示しています。

「話し方」「聴き方」の個別具体的なテクニックについてはほとんど紹介されていません。またそれらを促すためのファシリテーションのテクニックについてもほとんど紹介されていません。あくまでも著者の豊富な体験に基づく「対話」の在り方についての解説本です。

ですので、テクニックは他の書籍で習得する必要があります。

とはいえ、「対話」の在り方、「話し方」「聴き方」のカギについては鮮明に理解することができますので、本書の価値としては高いと思います。

なお、本書での「対話」についての主なメッセージは、イノベーションの推進や人間の多様性の活用に関する理論・知見と同様のものですので、そちらに興味のある方にとっても参考になる部分が多いと思います。

また、参考文献が掲載されていますので、本書内容の背景や、本書で紹介されていないテクニックについて知りたい方にとっては参考になります。
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