文章力は確かにあり、物語にグイグイと引きこまれる面白さがありました。
設定もソフトなバトロアという雰囲気で、良くも悪くも思春期の少年少女の心理描写を描きやすい設定だった為か、心理描写も上手に描かれていたと思います。
しかし、その心理描写事態は全体的に青臭く感じた事ました。
まぁ、主人公たちの年齢を考えるとそれがリアルなのかもしれませんが・・・
その為、読んでいる側も昔の自分を思い出し、なんだか恥ずかしい気分にさせられることも事実です。
また、他の方が指摘しているようにラストの投げっぱなし感も頂けません。
物語上、敢えて描かなかったというよりは、広げた風呂敷を畳みきれなかった為、抽象的で救いがあるのかないのか解らないラストで〆てしまったという印象を受けてしまいました。
あの最後のオチがもう少し綺麗にまとまっていたのならば、文章もストーリーも記憶に残る素晴らしいものになったかと思います。