隣国・今居家の突然の卑怯な城攻めで親兄弟を奪われ、身分を隠して漁村へ落ち延びることになった主人公の祥三郎(12歳)。
2巻は彼が14歳に成長した所からスタート。
漁村で他の子供たちと生活しながら、ずっと城を取り戻すことを胸に決意してきた彼が、周りの大人たちの助けを得て悲願を達成すべく立ち上がります。
主人公はとても聡い子供で、無力である自分を自覚しながら、その上で自分に何が出来るのかを懸命に考えています。
史実とは無関係の歴史ファンタジーというべき話なのかもしれませんが、面白い。
明確な敵以外の武将たち、領主、周りの人間との駆け引きなど、話の構成、流れがしっかりとしていて、派手ではないけれども一気に読ませるドキドキ感が味わえます。
重すぎず、さりとて軽すぎない話をじっくり読みたい人にはお勧めできるかと。
ちょっとご都合主義の部分があるかもしれませんが、周りの大人達もとても魅力的で、次の巻も期待したいです。
(願わくば次は早めに出てくれると…)