初めて読む作者でした。
地方で語り継がれる伝説とか、平家と源氏とか、そういう歴史ものに興味が無いので、どうかと思いましたが、意外や意外、惹きこまれてしまいました。
終戦直前の悲劇、その後のそれぞれの人生。連続殺人の犯人は、というミステリーものではありますが、それ以外のテーマも深くて、一小説として面白いです。登場人物もキャラクターがしっかりしているというか、子爵様(笑)にも、孫娘にも会ってみたくなります。
思わず、戸隠の方に鬼女伝説の謡跡をたどって旅してみようかという気にさせられました。たまにはこういう地方色豊かな作品に触れるのもいいものです。
最後に:最初の殺人被害者の秘書が38歳とあり、きっと巡りめぐって誰かとつながっているキー人物だな、と思って読み進人は他にもいるはず。。。