研究量でもたいへん評価の高い戸部5段の相振り飛車の新刊。
今回は、著者の十八番の三間飛車に絞っての解説となっています。
序章の三間飛車の概要も短いながら非常に参考になります。
前半 先手3間飛車で向飛車、三間飛車を相手にしたときの戦い方を
新しい攻め筋を惜しみなく披露しています。
いままでにないようなB面攻撃を織り交ぜての攻撃は知っていて損のないと
いうよりは、知っておくべきところかもしれません。
後半は、後手3間飛車の戦い方ですが従来の先手向飛車に対しての後手
穴熊三間飛車での戦い方
そして特筆すべきは、先手新向飛車(左銀を67まで持っていかずにいきなり向飛車)
の優秀性の解説とそれに対する後手の戦い方を指南しています。
解説が小気味よく非常にわかりやすい本です。きっとアマチュアの指導も
上手なんでしょうね。
著者は、アマチュアの好きな三間飛車、中飛車のスペシャリスト。
早く上位に上がってきてほしい棋士でもあります。