27歳・区役所の戸籍係をしている和海(かずみ)と34歳で組を率いる相津(あいづ)の恋です。
あらすじは本の内容紹介通りです。
少し補足しますとー
和海はオーストリア人+日本人の父と日本人母のクウォーター。
元々大人しく、子供時代のいじめのせいで内向的である。
成長してからは誰と付き合っても、外見に伴わない中身の為に「つまらない」と言われていた。
枯れていると日々自覚する和海。
そこに現れた相津は和海とは全く違うタイプの男で、かなり強引だが和海を分かってくれる・・・
強引で肉食系っぽいんだけど、和海を分かって受け入れようと努力する相津がとても良かったです。
和海はほとんど相津の言動に流されるままだから、本来なら本心が分かりにくいはずなのに。
相津には理解しようとしてくれる大人の魅力というか、包容力がある。強引だけど。
多分、和海のようなタイプには強引なくらいがぴったりくるんでしょうね。
そのあたりが読んでいても心温かくなって萌えました。
そしてはっきり意志を伝えられなくて、いつも傷つかないように逃げ道を作る和海の気持ちもよく分かる。
誰もが持つ気持ちをウザくなる事なく、ストーリーに沿った形で伝えられていたのも良かった。
他にも良かったのは相津の男っぽく頼もしい行動や、色気ある言動も楽しませてくれた所ですね。
イラストもとても合っていたと思います。
和海の優しげで柔らかい美貌も表現されていたし・・・
相津の34歳だからこその、目元の「やつれ色気」?の感じが何ともいえん・・・
ストーリーとしては、和海の仕事が目新しいくらいで凝った展開がある訳でもない。
相津の組絡みの話としても、どこかで使われてきた設定。
恋愛面に重点を置いているから仕方無いんだけど。
そんな意味ではありきたりな感じはするし、もの凄く面白いタイプの作品という訳ではないけども・・・
恋愛面で大切にされている感じがひしひしと伝わってきたので、そこがすごく良かったな。
初めて関係する場所が、「どこの甘あまカップルだっっ!!」とつっこみたくなる場所だし。
こういうタイプの明るく楽しいBLとして、楽しんで読んだという意味では☆4、5かな。
でも実際☆をつけるとなると、4つか5つのどちらかなので・・・
ちょっと評価甘めかなと思うけど、☆5つをつけさせてもらいました。