瀬尾まいこってやっぱりいいなぁ。と思わされた作品。
個人的に瀬尾まいこの書く「家族の距離」みたいなものが
すごく好きだったのですが、最近の作品は家族離れしていたので
久しぶりに「家族」を書いてくれて嬉しかったです。
弟はどこにでもいそうな関西の子。
関西人なのにどこか関西に馴染みきらない兄。
弟視点から書かれていたときは
お兄ちゃんを「こういう人いるよな」とちょっと距離を置いてみてましたが、
兄視点になって
どこにいてもしっくりこないと感じてきたお兄ちゃんに
「どうにか頑張って!」とエールを送ってしまいました。
何気ない関西の日常、
特別じゃない10代の日常、
ゴールがあるとも
正解があるとも限らない人生を
自分の足で歩み始める戸村兄弟。
別段事件が起こるわけでも
大恋愛が起こるわけでもないけれど
人生っていろいろあるんだよなぁ。
そんな人の人生を少し垣間見ることができる素敵な作品です。