被弾して地面を走ることしか出来なくなった(ホンの少しは離陸可能だが)連合国軍戦闘機を、少々頭のイカレた将軍が指揮するドイツ軍の戦車(シャーマン戦車をパンターと言い張って撮影)が一方的にネチネチと追い回す、低予算ながら、目の肥えた映画マニアをもウムと唸らせた、アイデア賞モノの戦争映画。
スピルバークの『激突!』や『殺人ブルドーザー』と同様、米ユニバーサル映画が持っていたテレビ映画枠のために作られた。
1970年代の本邦初放映以来、それこそウンザリするほどの放映されたし、小生も30年近く前にビデオ録画をして何度も見ているが面白い。キャラが立っているし、戦車と戦闘機のメカ描写もいい。戦車の狭っ苦しい車内で、空薬莢を捨てるなんていう、普段はあまり見られない作業も見られる。
五、六年前だったが、テレビ東京の深夜にも放送された時は、なんとデジタルリマスターの高画質で蘇った。だからこのDVDは、それと同等の高画質が期待できる。
それから期待したいのは、完全版の収録。
これまでのテレビ放映版は、地雷原を爆撃する命令を受けた主人公が、命令無視をして爆弾を捨ててしまう場面と、エンドクレジットの、時間にして約3分間がカットされていた。それと前述のテレビ東京放映版では、冒頭のユニバーサル・スタジオのロゴマークが(本編の音楽はこの部分から始まっている)カットされていた。
実はVHSソフト全盛時代に、一度だけ大映ビデオからソフト化されていて、そのバージョンは、爆弾を捨てる場面はあったものの、エンドクレジットは途中でカット、冒頭のロゴマークはカットされていた。
だから今回のDVD化で完全版が見られることを大期待している。
発売元がキングさんなら、吹き替えも入るだろう。
内容はもちろん星五つ。