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本書のスタイルとしては、基本的なゲーム理論のコンセプトを視覚的に説
明してから、スポーツ、政治、行政、ビジネスなど様々な分野の事例・事
件を用いて、分かりやすく説明しています。
数学的なアプローチは殆どありませんので、数学的アプローチを望んでい
る方には満足できないと思います。
著者であるバリー・J. ネイルバフ氏は、アダム・M. ブランデンバーガー
氏と共著で「コーペティション経営」という本を出版しています。
(日本語訳もあります。)
基本的には、本書で紹介されている「ゲーム理論的な考え方」を用いて、
企業が競争を行いつつ、協力を行ってゆけば、競争のみの戦略をとるよ
り高い利潤を得ることが出来るという内容です。
本書を読んだ後に、「コーペティション経営」を読めば、ゲーム理論をビ
ジネスでどのように実践するかという一つの考え方を理解できると思います。
数学の知識は最低限で大丈夫。
科学と実践のバランスがほどよく、ケーススタディが非常に興味をそそられるので読んでいて苦にならない。
専門書を除けば、とりあえずゲーム理論についてはこの本を押さえておけば大丈夫だと思いますよ。
実社会での適用例が多く、それを求めるにはいい本だ。翻訳本であるが、とくに気にせず実例を読むことができる。また、ゲーム理論においていかにして信頼を与えるかにもページ数がかなり割かれている点は、数式だけをたどる本よりありがたい。
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