出版社からの内容紹介
人間関係における策略としての症状/催眠にみられる策動/指示的療法/精神分析とその他の洞察療法/分裂病者、その対人関係と治療法/夫婦療法/家族内葛藤/治療的パラドックス/精神分析の技術
内容(「BOOK」データベースより)
本書は、長年ミルトン・エリクソンに師事し、その治療の実際をつぶさに観察・研究してきた著者による、エリクソン心理療法の解説書である。だが、本書が対象とするところは、エリクソン心理療法のみに止まらず、コミュニケーション分析を通して、理論を異にする心理療法各派を眺めなおし、その背後に共通した戦略が存在していることを明らかにする。その共通した戦略を著者ヘイリーは、治療的パラドックスとして概念化することによって、それまで説明できなかった心理療法の治療機転のメカニズムを見事に解明するのである。この鋭い洞察は、行動療法を初めとする指示的療法はもちろん、その他の心理療法にとっても、また、わが国で活発化している家族療法にとっても、恰好の理論と技法を提供するに違いない。