商品の説明
戦略の本質 勝つための戦略とは何か。リーダーたる立場の者が、常に自問自答を繰り返すこの難問に、企業戦略の専門家と軍事戦略の専門家らが改めて答えを導き出そうと試みた。著者らは「戦争や軍事の領域にこそ戦略現象が明確に発現する」という考え方に立つ。そしてその本質は今日の一般社会全般に求められる「戦略」にも通じると述べる。本書は、第2次世界大戦における日本軍敗北の原因を、組織論の視点から鋭く掘り下げた著作『失敗の本質──日本軍の組織論的研究』(1984年、ダイヤモンド社刊)の姉妹編でもある。
今回は「転機・逆転」をテーマに据えた。戦略不在であった日本軍とは対照的に、中国の国民政府軍に対抗した毛沢東の反「包囲討伐」戦、第2次世界大戦下でドイツ軍の侵攻をソ連軍が食い止め反撃に転じたスターリングラードの攻防戦、「小国」が「大国」を退ける結果となったベトナム戦争などには、戦略の本質である「逆転の契機」が存在していたと指摘。また、戦略論の発展の歴史をひもとき、クラウゼヴィッツら大家の理論を併せて検証する。さらに終章では「戦略は『弁証法』である」「戦略は時間・空間・パワーの『場』の創造である」「戦略は『言葉(レトリック)』である」などといった「10の命題」を示して解説を加えていく。
(日経ビジネス 2005/10/24 Copyright©2001 日経BP企画..All rights reserved.)
出版社 / 著者からの内容紹介
日本の組織が苦手とする、相手の強みを弱みに変える逆転の戦略。これを実現するには強力なリーダーシップが必要だ。著名な現代の戦史を、経営学・戦史研究の第一人者が戦略論、組織論のアプローチを駆使して分析し、何が勝利の条件かを明らかにする意欲作。