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戦略の不条理 なぜ合理的な行動は失敗するのか (光文社新書)
 
 

戦略の不条理 なぜ合理的な行動は失敗するのか (光文社新書) [新書]

菊澤研宗
5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (9件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

戦後、日本企業は安価で性能の優れた製品を大量生産し、市場を席捲した。
しかし、グローバル化や規制緩和が進展してきている今日、いままでの生
産方式では市場競争を生き残れなくなってしまった。すなわち、より安く
より良いものをつくるという従来の経済学が合理的とする戦略をとってい
るにも関わらず淘汰されてしまう「戦略の不条理」が生じるようになっ
たのだ。
では、この21世紀に、企業が生き残るために必要とされる戦略とはなにか。
それは、「物理的世界」「心理的世界」「知性的世界」の3つの世界に立体的
にアプローチする「キュービックグランドストラテジー」である。
本書は、孫子、クラウゼヴィッツ、リデル・ハート、ロンメルの軍事戦略を手
がかりとして、キュービックグランドストラテジーの本質を解き明かす。

内容(「BOOK」データベースより)

21世紀に、企業が生き残るために必要とされる戦略とはなにか。それは、「物理的世界」「心理的世界」「知性的世界」の3つの世界に立体的にアプローチする「キュービック・グランド・ストラテジー」である。本書は、孫子、クラウゼヴィッツ、リデル・ハート、ロンメルの軍事戦略を手がかりとして、キュービック・グランド・ストラテジーの本質を解き明かす。

登録情報

  • 新書: 248ページ
  • 出版社: 光文社 (2009/10/16)
  • ISBN-10: 4334035299
  • ISBN-13: 978-4334035297
  • 発売日: 2009/10/16
  • 商品の寸法: 17.4 x 10.8 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (9件のカスタマーレビュー)
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5つ星のうち 4.0 (9件のカスタマーレビュー)
 
 
 
 
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8 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 物足りない面もあるが、有益でもある本, 2009/12/12
By 
mfhty (和歌山県) - レビューをすべて見る
(VINEメンバー)    (トップ500レビュアー)   
レビュー対象商品: 戦略の不条理 なぜ合理的な行動は失敗するのか (光文社新書) (新書)
 著者は、防衛大学と中央大学や慶応義塾大学など私立大学の双方で教授を務めた経歴を持つ。
 本書は、著者自身があとがきで述べているように、「現代日本における『軍事』と『経営学』の深い溝を埋める」という課題に挑んだもの。
 私は、本書を読んで、その課題は半ば達成され、半ば失敗しているように感じた。

 (1) 本書では、過去の軍事戦略家の理論と民間の経営理論が交互に出てくる構成をとっている。しかし、軍事面は、山本七平、クラウゼヴィッツ、リデル・ハート、ロンメル、ハンニバル、ナポレオン、孫子というように実に盛りだくさんであり、紙幅の制約から、それぞれの戦略はほんのさわり程度のものが多い。ものたりなく感じる。
 (2) 経営面では、ポパーの多面的世界観を紹介し、「物理的世界」と「心理的世界」と「知性的世界」も3つを立体的かつ総合的に把握してアプローチしなければならないという考え方を示している。しかし、価格競争や品質だけでなく、消費者心理を忖度したり、取引コストや機会費用を考慮に入れる必要があるのは、少し経済学や経営学を学んだ人であれば自明のことと感じる。わざわざ、「キュービック・グランド・ストラテジー(立体的大戦略)」とか、「戦略の不条理」とか言わなくても、多くの経営者はすでに実践していると思われる。
 (3) また、本書には、同じことが何度も何度も繰り返し書かれており、少し辟易する。

 このように感じる反面、書かれている個々の事柄はなかなか興味深い点も多い。きちんとした本を書こうとしていることが読み取れる本である。昨今の新書には内容のない薄っぺらな本が多い中で、とても好感が持てる。
 様々な事柄をきちんと記述しており、実生活に応用できる示唆も多く含まれているが、難しい本ではないのですぐに読める。読んで損はない良書といえます。
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10 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 2.0 「知性的世界の戦略論」って??, 2010/2/12
By 
ceo72 - レビューをすべて見る
(VINEメンバー)   
レビュー対象商品: 戦略の不条理 なぜ合理的な行動は失敗するのか (光文社新書) (新書)
著者の主張は「キュービック・グランド・ストラテジー」という体系らしいのですが、その中での「知性的世界の戦略論」とは、蓋を開けてみると「取引コストを考慮する」というだけのものでした。それとロンメルの軍事戦略は関係するのでしょうか?確かに軍師としてのロンメルのすばらしさは存じ上げているつもりですが、名軍師というだけなら古今東西いろいろいるでしょうし、「知性的世界の戦略論」と称するまで他と次元の異なる戦略家だったのでしょうか?しかもその中身が「取引コストを考慮する」というのみのものだとした場合、何か実践的に寄与するものとなるのでしょうか?いろいろ「??」が頭を駆け巡った本でした。
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6 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 軍事戦略や軍人の行動を知るにはよい本, 2010/3/3
レビュー対象商品: 戦略の不条理 なぜ合理的な行動は失敗するのか (光文社新書) (新書)
戦争や経営において合理的戦略をとってもうまくいかない場合がある。それは、物理的世界のことしか考えてないからだという。戦争においては、ポパーが言うように「物理的世界」「心理的世界」「知性的世界」の3つの世界に立体的にアプローチしなければならずこれを「キュービックグランドストラテジー」という。心理的世界は兵士や敵の心理に対応すること、知的世界は政治的対応などを言うようだ。

この3つの世界に対応できたのがロンメルとナポレオン。そして、ナポレオンも心理的世界、知的世界の変化に対応できなかったので失敗したのだという。そして、軍事的世界における「キュービックグランドストラテジー」は経営においても重要だとする。

よくできている論のようにも思う。しかし、「知性的世界の戦略論」とは、具体的に何であるかわかりにくく、経営においては「取引コストを考慮する」というだけのもの。これだと、うまくいかなかったのを説明するためだけに知的世界といっているようにも思える。また、そんなことを言わなくても経営者は「キュービックグランドストラテジー」に相当することはやっているともいえる。

ということで経営論としてはもうひとつ。ただロンメルやナポレオン、クラウゼヴィッツ、リデルハートのことを知るにはよい本だと思う。
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