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戦後の音楽――芸術音楽のポリティクスとポエティクス
 
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戦後の音楽――芸術音楽のポリティクスとポエティクス [単行本]

長木 誠司
5つ星のうち 3.5  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

初めて明晰に解読される〈戦後音楽〉の全貌。戦後65年、だがその音楽史は、いまだその多くが「見えない歴史」に閉ざされたままである――音楽批評/研究の最前線を牽引する著者が、尖鋭な方法意識と緻密な資料渉猟を踏まえ、驚くべきスケールで描き出す、決定版「戦後音楽史=論」1200枚がついに誕生! GHQの音楽政策、うたごえ・合唱運動、十二音技法、オペラ、映画の音楽、放送、批評など、多彩多様なテーマ群に、刺激に満ちた数々の発見を通して肉薄していく。もう本書なしに、日本の現代音楽は語れない!

内容(「BOOK」データベースより)

戦後65年、だがその音楽史は、いまだその多くが「見えない歴史」に閉ざされたままである―音楽批評/研究の最前線を牽引する著者が、尖鋭な方法意識と緻密な資料渉猟を踏まえ、驚くべきスケールで描き出す、決定版「戦後音楽史=論」1200枚がついに誕生!GHQの音楽政策、うたごえ・合唱運動、十二音技法、オペラ、映画の音楽、放送、批評など、多彩多様なテーマ群に、刺激に満ちた数々の発見を通して肉薄していく。もう本書なしに、日本の現代音楽は語れない。

登録情報

  • 単行本: 544ページ
  • 出版社: 作品社 (2010/10/30)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4861823048
  • ISBN-13: 978-4861823046
  • 発売日: 2010/10/30
  • 商品の寸法: 21.4 x 15.8 x 4.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.5  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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空前の快挙 2011/1/30
毎日新聞の書評で激賞してあったので、すぐ注文した。書評に違わず素晴らしい。戦後日本の作曲活動および作曲家についてこれほど徹底して論考した書を他には知らない。同時代の音楽界をずっと見続けて来た私にとっても、目から鱗が落ちる思いを抱かせる部分が多々ある。音楽批評についても若干の記述があり、著者はその中で吉田秀和を高く評価しているが、全く同感である。演奏活動についての論考が欠けているのは惜しいが、今後に期待したい。
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By momi
調べたことを整理したので大著になりましたという本。著者が音楽学のオーガナイザーの
ひとりというのが残念。もっと深い洞察力がある人だと思っていた。出版不況なので、
どこも枚数増やして価格を高く設定するのが流行しているようだ。活字の多さに免じて星2つ。

ひとつには議論の水準の低さ。
山田耕筰戦犯論については日本近代美術研究でいえば、90年代はじめくらい前の水準の
議論をやっている。これだけ枚数があるなら、日本の戦前戦後の芸術家という枠からも、
論じるべき。古いだけでなく、独自の視点が皆無。

それから芸術表現の問題に触れていない。芸術におけるポリティクスは、その言説と表現の
切り結びにこそギャップがあり、「音楽学」における意味深い問題がある。たとえば、
音列技法にどう対処したかというのは言葉の問題だけではないし、その関わり合いである。
整理すれば事足りると著者は思ったのだろうか?

また、シリアス音楽をテーマするのはよいが、戦後のシリアス音楽のパトロンであり、
基地は「音楽大学」である。ほとんど=現代音楽である。講座学としてシリアス音楽を
語らずにポリティクスはないだろう。制度論やるなら、これは回避できない。

「芸術音楽のポリティクスとポエティクス」とあるが、政治学も詩学もこんな次元では笑われるだろう。
両方の議論が精緻であることが前提で、そのふたつを結びつけるところに著者の課題があった。
各イデオロギーの構造についても、音楽をつくり奏でるリアルな創作の現場もこの本にはない。
そしてなによりも、両者をつなぐ喜びや苦さの創造性も論じられていない。

ちょうど、タモリの「戦後日本歌謡史」を聴いていた。シリアスにシリアス音楽を考えたい人は、
こちらを聴いたほうが良い。
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