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戦嬢の交響曲 7 (ファミ通文庫)
 
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戦嬢の交響曲 7 (ファミ通文庫) [文庫]

築地 俊彦 , 赤賀 博隆
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

戦嬢とラルワ、戦いの果てに待つ真実とは――!? 戦嬢たちが命を懸けて奏でる最終楽章!!
榛名との最終決戦のため、人間が避難した廃虚に到着する章義舎八班と五十鈴。まるでキャンプのような状態の中で語られる各々の事情や佑鹿への想い。しかし、榛名とフラワー率いるラルワ群との激闘により、全員離ればなれになってしまう。雪風を助けに行った佑鹿は、雪風と二人だけで榛名との姉妹対決に臨むのだが、戦いの中で語られるラルワの謎とは――!? ついに完結、戦嬢たちが命を懸けて奏でる最終楽章!!

内容(「BOOK」データベースより)

榛名との最終決戦のため、人間が避難した廃墟に到着した章義舎八班と五十鈴。自分たちだけの、まるでキャンプのような状況下で語られるのは各々の事情や佑鹿への想い…。それぞれが緊張の時間を過ごす中、ついに霊機との最後の戦いが始まった!激しい戦闘を展開するうちに徐々に離ればなれになっていく佑鹿たちだが、果たして榛名の元に辿り着くことが出来るのか?そして戦いの果てに待つ結末とは―!?戦嬢たちが命を懸けて奏でる最終楽章。

登録情報

  • 文庫: 247ページ
  • 出版社: エンターブレイン (2009/4/30)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4757748302
  • ISBN-13: 978-4757748309
  • 発売日: 2009/4/30
  • 商品の寸法: 15 x 11 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 555,864位 (本のベストセラーを見る)
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2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
このシリーズを読んで、築地俊彦という作家の見方が180度転換された。
これまで築地俊彦といえば、私の中では「テンプレートなキャラクターを量産する典型的な金儲け作家」という、あまりにも失礼なものだった。
しかし、本作を読んで、その印象が間違っていたことを思い知らされる。

本作の設定、キャラの配置などは、テンプレートの域を出ない。
しかし、その設定の中で、キャラクターたちはテンプレートの枠を逸脱していく。

要するに、キャラの言動が独特なのだ。
彼らはそれぞれ考えて行動する。生き残るために成長しようと、必死で考える。
その象徴は主人公だ。
彼は一人だけ実力が不足する中、どうすればみんなの役に立つのかと必死で考える。
彼の仲間たちも、彼を助けようと、それぞれの立場からサポートしようと、考える。
その思考の過程が、物語となっている。

そこに軽薄なギャグや恋愛は無い。
あるのは、血の通った少年少女の剥き出しのやり取りだ。
青春が血を流している。

戦闘描写が淡白になるのは、ある意味仕方が無い。
物語の本質はそこにない。
少年少女が、お互いの距離やあり方に「悩む」ことが、この作品の本質だ。

築地氏特有の淡々とした台詞回しと描写がまたいい。
他の作品では「手抜きか?」と思えてしまう文章スタイルも
本作では文学作品めいた香りすら漂ってくる。

氏が最も書きたかった作品はこれなのではと、勝手に思っている。
いつまでも彼らのやり取りを見ていたいと思わせるこの作品に出会えて幸せだった。
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By DSK トップ500レビュアー VINE™ メンバー
形式:文庫
もぅ完結かぁ、などと感慨に耽りながらペラペラめくって挿絵を確認してみる。このシリーズ、時々巻末最後の挿絵が破壊力絶大だからなぁ……っと、どぉわっ!こ、これは……見なきゃよかった(良い意味で)。室内のシーンが描かれた最後の挿絵は、まるで誤って扉を開けて見てしまったような、そしてそのままそぉっと閉めたくなるような、そんな幸せな1枚だった。全ての謎が解明され、恋の行方までも否応なく決めてしまう切なさを内包して爽やかに幕を閉じる最終巻である。全3章+終章という構成ながら章を追う毎に頁数が減少する。つまり、榛名率いるラルワとの遭遇戦(第2章)、榛名対雪風&佑鹿の最終決戦(第3章)と進むに連れて駆け足気味になり、終章は実質的なエピローグである。では何に最も頁を費やしたかというと、決戦直前の緊張感には不釣り合いなとりとめの無い話である。ここぞとばかりに佑鹿へ恋愛話をけしかける青葉の、会話の旗振り役としての活躍が楽しい。そしてこの最中に佑鹿争奪戦が決着を迎える。もとより勝敗が見えていた感のある恋の行方ではあったが、小さな望みに賭けて勇猛果敢に行動する娘、諦観から行動に移さないまま終焉を迎える娘など、それぞれの結果が描かれる。ただ、こうした行為もまた人としての成長の糧であることを、いずれアニムスを失って普通の女性になること、すなわち戦嬢の「その後」と絡めながら、雪風に対する佑鹿の意識に変化を与えていたのが上手い。雪風もまた何のために、誰のために戦うのかを自覚する。言動がどんどん佑鹿寄りというか「佑鹿ならこう考える」という方向に変わっていく。劇的な変化ではなく、ともすれば見落としそうな静かな、しかしこれまでの凛とした威厳に他人を思いやる優しさと大切な人を守る強さを加えた無敵な変貌である。これで終わるのが惜しい。後日談やサイドストーリーの短編で今後も続けてほしい、実に面白い作品だった。
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