写真が豊富なのに価格が抑えられていていいです。白黒とはいえ、こういう本は1000円以下ではあまり見られないと思います。
他の方のレビューが低めなのが意外です。
買う前にレビューを読んで低めだと後回しにしてしまったりするので、普段よほど好きな本以外にはレビューを書かないのですが、これはもっと売れて欲しいと思って投稿しました。
辛めのレビューを書かれる方のお気持ちもわかるかも・・・それだけデリケートなテーマだということですね。
いつも歯がゆく思うのですがベストセラーは普段あまり本を読まない方が読むのでそういう方のやさしめの高評価が多く、ちょっと変わった売れていない本は本読みの人が辛めの点をつけられることが多くて、実際のところ後者の本が内容は良くても評価はサッパリ、というのを良く見ます。
詳しい方には物足りないかもしれませんが、どの分野の本でも入り口本、中級者向け〜マニア向けってあるので、戦争犬関係の入り口としてはとてもいいのではないでしょうか。
有名な入手しやすい写真ばかりだそうですが、この分野の本を初めて読む自分には(当たり前ですが)初見の写真ばかりでした。
あと10冊くらい戦争犬関連本を読めばあっこの写真ねーってなるのかもしれません。
(自分は吉田松陰が好きでよく関連本を読むのですが、このエピソードかと思うことも少なくないのでそんな感じかなあと想像しました)
犬のジェンダーとかは特に感じられませんでした。
というより性別には意識がいかなかったです。
人間と犬って戦地でも共存できるんだなあ、と呑気に思えるくらいあまり暗い感じがありません。
笑顔の兵士さんたちとキリリとした犬、という写真が多いです。
あえてそういうのを選んでいるのでしょうか。
文章が少ないので、写真に集中しやすいです。
かと言って刺激的な写真はないので、読むのを躊躇うこともありません。(戦争やノンフィクションの本だとこんなに辛いの読めない、読むのも辛い、というのもあるので)
儚くも幸せそうに写っているのもありますが、ほとんどは病気、怪我、置き去りで死亡・・・なんて小さく書いてあるのを見て、そりゃそうだ、戦争だもんね・・・・と沈んでしまいました。
活き活きした犬の姿にはうまく表現できませんが、心に沁みるものがあります。
戦地で生まれる可愛らしい子犬、そして愛おしそうに手の平で包む兵士さんたちの笑顔も本物だと思うと、やるせないです。そこが戦地でなければ何の問題もないのに。
色々興味が湧いてきて、関連した本を読んでみたい!と思わせられるような本でした。
姉妹本と一緒に買うのがオススメです。