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戦場のピアニスト
 
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戦場のピアニスト [単行本]

ウワディスワフ シュピルマン , 佐藤 泰一
5つ星のうち 4.9  レビューをすべて見る (18件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容説明

'You can learn more about human nature from this brief account of the survival of one man throughout the war years in the devastated city of Warsaw than from several volumes of the average encyclopaedia' Independent on Sunday 'We are drawn in to share his surprise and then disbelief at the horrifying progress of events, all conveyed with an understated intimacy and dailiness that render them painfully close'riveting' Observer 'The images drawn are unusually sharp and clear'but its moral tone is even more striking: Szpilman refuses to make a hero or a demon out of anyone' Literary Review --このテキストは、 ペーパーバック 版に関連付けられています。

内容(「BOOK」データベースより)

第2次世界大戦、ドイツ軍によるポーランド侵攻。ナチスのユダヤ人迫害のもと、多くの命が失われ、廃墟になったワルシャワの街を独り彷徨する若き芸術家の苦闘の物語。ゲットー脱出、逃避行の日々、ドイツ軍の脅威が迫る…。ポーランドの名ピアニスト、シュピルマンが自らの体験を綴った希有のドキュメント。

登録情報

  • 単行本: 273ページ
  • 出版社: 春秋社 (2003/2/1)
  • ISBN-10: 4393495268
  • ISBN-13: 978-4393495261
  • 発売日: 2003/2/1
  • 商品の寸法: 18.8 x 13 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.9  レビューをすべて見る (18件のカスタマーレビュー)
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53 人中、51人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 淡々とした筆致だが胸を打つ、苦難のサバイバルの回想録, 2003/11/12
レビュー対象商品: 戦場のピアニスト (単行本)
映画化されて有名になったので、紹介の要もないと思うが、ユダヤ系ポーランド人のピアニスト、ウワディスワフ・シュピルマンが、ナチス迫害下での自らの苦難のサバイバルをつづった回想録。

シュピルマンは自らの苦難を、驚くほど淡々とした、他人事のような冷静な筆致で描いている。内容的にはつらく悲しかったが、文章的には堅苦しさもぎこちなさもなく、非常に読みやすかった。シュピルマンという人、作家ではないかもしれないが、文才に恵まれた人だと思う。

シュピルマンはごく普通の、無力な人間である。彼の文章は、このような普通の無力な人々がいかにして、なすすべもなく大きな渦に巻き込まれ、真綿で首を絞められるようにじわじわと追いつめられ、死に追いやられていったかを、まざまざと描き出している。ナチスのユダヤ人迫害といえば、強制収容所での大量虐殺がすぐ頭に浮かぶが、その前段階であるゲットーでの軟禁生活も、生殺し同然の非常に残酷なものだった事を、本書で初めて知った。

シュピルマンが幸運と、多くの人々の助けに恵まれなければ、生き延びられなかったのは確かである。だが、彼の超然とした冷静さ、忍耐強さ、そして生き抜こうとする強靱な意志により、最後まで自分を失わなかった事も、彼がサバイバルに成功した重要な要因の1つとして、見逃してはならないと思う。

ドイツ人将校に救われる”事実は小説よりも奇なり”のクライマックスは、有名すぎて読む前から知っていた。それでも、シュピルマンとホーゼンフェルト大尉との触れ合いは、短いがしみじみとした味わいがあり、胸を打つ。またエピローグでは、シュピルマンが戦後ホーゼンフェルトを救おうとして果たせなかった事実が、さらりと描かれている。ナチスから解放されたと思ったら、今度はソ連に押さえつけられた東欧の悲劇が垣間見られ、もの悲しい余韻が胸を打つ。

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73 人中、69人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 善良なドイツ人も犠牲者, 2003/2/22
レビュー対象商品: 戦場のピアニスト (単行本)
映画もすばらしかったが、この原作を読んでさらに震撼した。
「アンネの日記」や「シンドラーのリスト」で“知ってるつもり”に
なっている人(私もそうでしたが)に特にお薦めしたい。
ユダヤ=善、ドイツ=悪なんて、単純な図式ではないのだ。

ピアニストの命を救ったドイツ軍の将校は、ほかにも4人のユダヤ人を

救ったという。本書に収録されている彼の日記には、ナチスの行為を
憂い、それになす術もない自分も同罪とする苦悩がつづられている。
善良なドイツ人もまた犠牲者だった。
映画にはない、この日記を読むだけでも手にとる価値はある。

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29 人中、28人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 後世に伝えるに相応しい作品, 2004/9/25
レビュー対象商品: 戦場のピアニスト (単行本)
映画と関連して・・・『戦場のピアニスト』ウワディスワフ・シュピルマン・著(春秋社)を読みました。映画の原作となった回想録です。シュピルマンが終戦後1945年に書き上げ、翌年出版されたのですが、内容や当時の政情により刊行後、すぐに絶版処分になっています。
復刊されたのがソ連崩壊後というのが何とも・・・後世に伝えるに相応しい作品が約50年近く封印されていたとは。
著者は個人的な感情を極力抑え、見たこと、聞いたこと、体験したことを淡々と客観的に綴っています。「久々にいい本を読んだ」というのが感想です。映画と照らし合わせて読みましたが、どちらも優れた作品だと思います。(映画云々に関わらず、読む価値のある素晴らしいものです)
1946年出版当時、シュピルマンを助けた将校はドイツではなくオーストリア将校と書かざるを得なかった事を知り、また、著者がユダヤ人のレジスタンス運動に命がけの協力をしていた事が控えめに書かれています。
映画と違う点は、「ドロタ」という戦争がなかったら恋が芽生えていたであろう女性は存在しておらず、隠れ家生活の後半は常に自殺する準備をしていた事、実際に自殺をはかったが助かり、その後は更なる強靱な意志で生きようとするところです。他、映画では「簡単に」隠れ家やかくまってくれる人が見つかるような印象を受けるかもしれませんが、実際は非常に困難な事だったそうです。(かくまった家族は処刑)「コルチャック先生」が自らの意志で、ナチスに連行される子供達に同行していくのを目撃したなど、映画ではカットされている部分が数多くあります。
私はこの映画が好きで何度も観たのですが、そのお陰で文章の該当個所が脳内で実際に体験したかのように再現されました。
映画も原作にほぼ忠実かつ素晴らしいので、個人的には両者とも必見作品になっています。
シュピルマンを助けたドイツ人将校・ヴィルム・ホーゼンフェルト大尉の日記も掲載されています。
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