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5 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
罪作りな本だ,
By けろりん "ころりん" (神奈川県藤沢市) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 戦場のハローワーク (講談社文庫) (文庫)
戦場モノではあるが、今のような社会環境が悪化していく時代に、どう生きてゆくかの一案になる内容をいくつも含んでいる。
戦場をリアルに伝えるという点では、本書ほど、なんでもかんでも赤裸々に暴き出してしまっている本は珍しい。しかも、当事者である加藤健二郎氏自身が、自身の撮った膨大な写真を使って説明している。内容は豊富でわかりやすい。文庫なので、値段も安い。 こういう本が出てしまうと、他の戦場カメラマンたちは、かなり、つらいだろう。そうみると、この本は罪作りな本だ(いい意味で、笑)
3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0
ライトタッチ・・・だけどこれもまた現実。,
By
レビュー対象商品: 戦場のハローワーク (講談社文庫) (文庫)
戦場カメラマンというとロバート・キャパが真っ先に浮かびます。
命を賭して戦場の現実を報道するというのが役割であると一般には認識されていることでしょう。 ですが、現実にはそんなことばかりではない、温い現実やインチキくさい話もあることを ライトタッチで紹介しており、若干下種な好奇心で面白く読めました。 時として偽悪的ともとれる筆者のセンスが面白かったです。
1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
戦場に置かれたライブカメラの様に,
By
レビュー対象商品: 戦場のハローワーク (単行本)
なんか冴えないルックスの著者が戦場都市でナンパだ何だと書いているので、一見「何だ、このチャラチャラした奴は?」と思ってしまうのだが、読んでみるとこれが結構面白い。
変な見栄を張って格好つけたがる人間には決して書けない赤裸々な記述と、目的(戦場に行くこと、撮ること、記事として採用されること)の為の現実的で無駄のない方法論。この著者は、目的達成のための「正しい努力の方向」を実によく理解している。そして、戦場で飛び交う砲弾や爆弾を避ける為の冷静な観察眼。頭が良いんだな、と感じた。 「ジャーナリストでござい」という気負いの無さが為し得た名ノンフィクションだが、同時にそういう使命感の無さは、今後どこに行き着くのだろう?と、いらぬ心配をしてしまうところもある(笑) しかしこの著者の人柄には割と共感できるものがあった。開高健がベトナムでかくあろうと努めた「ただ、見る」という姿勢を、彼は自然体でこなせているのではないか…と言ったら褒めすぎか。彼には今後も、あるがままを見る戦場リポーターとして、彼にしかできない取材を続けて欲しいと思った。 読み終わって見返すと、各地の女の子と肩を組んでニヤケている著者の顔が、なぜかそれなりにりりしく見えてきたりもするのが不思議だ。
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