ベトナム戦争序盤の頃、まだ大々的にアメリカが戦争に介入する前から
ベトナムにはアメリカ軍が秘密裏に関わっていた。
実際には、国籍マークを消した航空機でホーチミンルート(ホーチミントレイル)を
爆撃したり、CIA工作員が南ベトナム軍訓練にあたったり、暗殺をしたりと。。
この映画はそのような歴史的背景がある時代について作られたものである。
秘密作戦ならではの、空軍、海軍、CIAの混合部隊。
おおっぴらに救助作戦をできないもどかしさ。
ラストにもそれらは描かれている。
全体的にアクションは皆無で平坦だが、東南アジアのジャングル(収容所での生活も含む)での
サバイバルは、雰囲気をよくつかんでいると思う。
私も、タイ、ミャンマーと1ヶ月以上住んでいたことがあるが、まさにあのような感じである。
食べ物も昆虫食など、おおよそ西洋文化にはないものが日常にあるのが東南アジアである。
そのあたりのストレスもよく描かれている。
ラストはA級の映画なみの感動シーンがあるので、ぜひご覧頂きたい。
アメリカという国は、いろいろと問題もあるが、国民と国家との絆が強い国であること、そしてその理由を悟らされる。
こういうことをしてくれるから、国を愛せるのだと思わされる。
実際のベトナムパイロットも、救出されたときに見えたヘリの星条旗の国籍マークを見たときに、あふれるばかりの愛国心を覚えたと語っている。
決して万人向けの映画ではないが、そのような感動を与えてくれる作品である。
興味のある方はぜひ見て頂きたいと思う。