ついにドラマCDにも中四国の両雄が登場しました。
ただし「瀬戸内の戦い」というサブタイトルなものの、主役は前田慶次です。
長曾我部と毛利が好きだからという理由でCDを購入しようと思っている方は、
ふたりの活躍は少なめということを念頭において再検討したほうがよいでしょう。
ストーリーそのものはBASARAらしいやや強引な展開の連続なものの
毛利にとって長曾我部が"策をめぐらせてまで相見えたい相手"であること、
長曾我部にとっての毛利が"目に見えて気がはやるほどの相手"であることなど、
お互い強く意識しあっている様子などは聴いていてひしひしと感じられます。
ドラマそのものは彼らを観察するまつと慶次の視点で進んでいきますが、
だからこそ見えてくるものも多いと思いました。
特に、策ばかり使っていて直接手を下すような場面の少ない頭脳派の毛利が、
長曾我部と剣を交わらせるめずらしいシーンはファン必聴。
もちろんそれすら毛利の策のひとつだったりするのですが、
お互い対岸を睨んで押し黙っているばかりだった二人が、
それこそ"爆薬のように"導火線に火がついて、
ついに直接戦い始めるという展開はとてもハラハラどきどきします。
けちのつけようのないほどの完璧なストーリーとはいきませんが、
ありそうでなかった「前田家の話&瀬戸内の戦い」なかなか楽しめますよ。