ややシリアスな短篇ばかりを集めた、
BASARAアンソロジーとしては異色の一冊です。
ギャグやキャラクター要素の強い作品を求めているという方は
漫華集ではない方のアンソロジーを購入すると良いかと。
全体のテーマは「○○と○○の絆」という感じで、
主人と家臣であったり、親友・夫婦・宿敵であったりする
ふたりのキャラクターの交流をピックアップしたものが
とても多いように見受けられます。
中でも目を引いたのが蘭丸と濃姫の擬似親子のような関係を
マンガ化した本能寺イベントの切ない1本。
信長の不器用な愛情を受けながら穏やかな日々を送っていた
ふたりに襲い掛かる運命に胸が痛みます。
また長曾我部元親と毛利元就の話も、
ユーザーが一度は想像(妄想?)したかもしれない
「長曾我部に敗戦し捕らえられた毛利が獄中で説教され…」
というような1本で、まさに痒いところに手が届く印象。
損なしの一冊です。