ファンの間では、もっぱら「東西アニキ」と称されている
伊達政宗と長曾我部元親の邂逅、そして幸村の復活が描かれた回を収録。
7,8話とシリアス路線に続いていたため、今回は久々に戦国BASARAらしさ
が戻ってきた回のように思えます。
9話の冒頭では久しぶりに爽快なバトルから始まり、
政宗と元親、似た者同士な二人を象徴するかのような
スタッフさん達の遊び心満載な演出が施されています。
10話は、第一期13話、そして第二期6話でお馴染みの
板垣伸監督の演出回。
冒頭は尺の都合か、やたら早口で話す元親の姿に
少しだけ笑えてみたり。
また、大きなバトルへまでは発展しませんが、松永の挑戦を受けて立つ際の
政宗の馬イク目線の演出などが目を惹きます。
そして本放送時、「日輪ランド」や「レジャーランド毛利」などと囁かれていた
新生・富嶽こと「日輪」がここで登場。
注目すべきは、鬱期を抜ける幸村の姿。
第一期の10話も今期10話と同じく「幸村の復活回」
だったのですが、熱い闘魂を注入された前回に比べ、
今回は島津に諭されての、しっとりとした演出となっており、
随分と対照的だと思いました。
この第二期は、第一期に比べ、全体的に二話以降は、爽快なバトルが
極力減らされ、シリアス面に焦点が置かれているため、
前回の第一期が好きだった人には、少々物足りないような
感じがするかもしれません。
前期を「動」と例えるならば、今期は「静」を押し出していると思います。
しかしながら、その反面、
夕餉や野菜の描きこみ、魚を焼く情景や、目録を開く松永の所作などが
とても丁寧に描かれており、そういった細かい部分に着目してみるのも
良しと思えました。