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戦国関東の覇権戦争 (歴史新書y)
 
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戦国関東の覇権戦争 (歴史新書y) [新書]

黒田 基樹
5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
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戦国関東の覇権戦争 (歴史新書y) + 関東戦国史と御館の乱 ~上杉景虎・敗北の歴史的意味とは? (歴史新書y)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

戦国時代の始まりも終わりも、実は関東の動向が基準になっていた。その歴史の中心にしたのが関東管領家上杉氏と北条氏だった。両氏の抗争史に戦国時代の本質が隠されている。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

黒田 基樹
1965年東京都生まれ。早稲田大学教育学部卒業後、駒澤大学大学院人文科学研究科博士後期課程修了。博士(日本史学、駒澤大学)。現在、駿河台大学法学部准教授。北条氏、武田氏を中心に戦国時代の政治・経済史を研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 新書: 239ページ
  • 出版社: 洋泉社 (2011/6/4)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4862487645
  • ISBN-13: 978-4862487643
  • 発売日: 2011/6/4
  • 商品の寸法: 17.6 x 10.6 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
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7 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
関東の戦国時代の政治史は難しい。

そんな人に手軽に学べる関東の戦国時代政治史のバイブルみたいなものです。
上杉・北条氏が好きな人はぜひおススメの一冊です。

特に国衆の動きを中心に書かれてるいるところは、面白いです。
成田氏や由良氏などの国衆が上杉・北条の両勢力にはさまれて必死に自立的に生きていこうとする姿は涙ものです。さらに上杉・北条両氏がこの国衆の動向に最新の注意を払って対応していたことがわかります。
これからの戦国時代研究は国衆が重要なキーワードですね。

こうした本が手軽に新書で読めるのはいいです。
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2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By ともぱぱ 殿堂入りレビュアー トップ50レビュアー VINE™ メンバー
07年の大河ドラマ風林火山で、信玄と謙信だけでなく、北条氏と今川氏の動向、そして謙信の関東侵攻に結構時間を割いていたが、甲相駿越のパワー・ゲームに関心を持った人なら本書は必読。本書は諸大名の戦争・和睦が繰り返される様を、特に北条氏対上杉氏(前半は関東管領山内上杉氏及び扇谷上杉氏、後半は山内の家督を継いだ越後・上杉謙信)の関東支配をめぐる抗争を軸に述べ、戦国大名の外交方針の転換によって国衆が右往左往するように見えて、実は戦国大名の行動が国衆の意向によって規定された戦国時代の実相を教えてくれる。

著者は戦国時代の関東政治史に関する多量の書状等史料に目を通しているようで、大名・国衆の本音とタテマエがよくわかる。数多の関東諸勢力の興亡を新書1冊でかなり詳しく把握できるだけでも優れものだ。

北条氏対上杉氏の55年の戦いは正当な関東支配者・関東管領はどちらかという政治イデオロギーの衣を装う。その両者が一時は同盟し、また争うようになるのだから、国衆は振りまわされる。しかし、国衆は対抗勢力との抗争に有利となるように北条または上杉を都合よく選んでおり、上杉も北条も国衆をまめに支援しなければならない。それを怠ったらたちまち離反される。時に国衆は大名間の外交を仲立ちする。なるほど、戦国大名の行動は国衆の意向に規定されている。

国衆と戦国大名との違い、現代に至る地域の中心が作られたこと、さらには「御国」のために百姓を徴兵する論理が作られたことは、戦国時代の理解を深いものにする。また、1560年以降謙信は毎年のように、それも冬に関東に在陣していたとは、政治的理由だけでなく経済的理由もあったのだろう。

一点望むとすれば、似た名前の同族の人物が多く、それら人物があるときは北条方、別のときは上杉方として登場し、少々混乱するので、系図は巻末にまとめる、年表をつける、江戸太田氏と岩附太田氏の関係はもっと早めに説明する等の工夫が欲しかった。
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By fdfd
 関東の戦国時代は応仁の乱よりさらに10年早く関東公方家と関東管領家の対立による享徳の乱によって始まっていた。さらに今川氏親の舅にして後見人である伊勢盛時(早雲)の伊豆進入を経て本格化する、北条3代氏康は河越夜戦により、鎌倉公方家、関東管領家の権威、武力を大きくそぎ、版図を大きく広げた。関東における対北条の大勢力は常北南奥の佐竹、南総の里見くらいになってしまったのだ、
 しかし、そこに関東管領家山内上杉の名跡を継いだ長尾景虎があらわれる。毎年のように越後から下野を経て「異国の兇徒」北条を撃つため関東における正統を唱え南下してくるのだ、そのたびに関東の国衆(大規模領主)は上杉についたり北条についたりと右往左往する。
 謙信といえば戦国最強、義の武将というイメージで有名だが、北条側、関東の小領主、農民からみると毎年来る天災のようなものだったのだろう。
 関東の戦国史は入り組んでいてわかりにくいのと最大の大名北条氏がほとんどドラマ化されていない(しかもでるときは篭城した挙句秀吉に一撃でやられるときだけ)ので一般になじみがない。しかし現在世界最大の都市圏(東京圏)の戦国史がこの一冊で大づかみできるので歴史好き、特に戦国史好きは必読の一冊ではないだろうか。
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