4時間を越える割には内容が薄い。物語りも想像がつきそうな歴史上の人物に入れ替わる野望の面が、この人物ではちょっと説得力に欠けるのでは?と思わせる。
反町がこの時間内にほとんど動かない。静観し、最後の最後にケリを付けるようなタルさ。怒りを放出する演出としてSIG228を宙に向けて撃つシーンが何度も出てくる。といった様な感じで同じ演出が使いまわされている。
正月番組の時間枠が取れたがそれをうまく消化しきれなかった作品だろう。この内容なら2時間でよかったのではないかと思われる。
反面、小早川秀秋にスポットを当てたのは評価できる。どの歴史物でも悪者扱いなだけの彼を、苦悩と葛藤の表現が正に藤原竜也というキャスティングがピッタリで、うまく表現しきっている。
せっかく自衛隊に協力をあおぎ、小火器、戦車、ヘリ等リアルなのだが、なにかしっくりこないと感じたら銃の発砲時に排莢(薬莢がでること)がされていなく、取りこぼしたような感じだ。
4時間の枠で役者にギャラ払うなら時間短くしてこれらのリアリティに徹底した方が濃厚さが増すと思うのだが。
いずれにしろ角川のオリジナル作品を抜くのは難しいと感じた。
藤原ファンなら買って損はないと思うが、反町ファンには消化不良と感じるだろう。