エッセイ漫画が好きという人にはおすすめですが、そういう歴史をあまり知らない若い女性層に向けて描かれているためか、内容がものすご〜くソフトでゆるいです。いわゆる歴女(史跡を巡る程度に歴史好きな人)から見ると「なんだか生ぬるい…」「要するにただのミーハー?」というぐらいにしか感じられないと思いますし、もっと言えば「私たちがみんなこんな風なミーハーに思われたら嫌だ」と反感を覚える可能性が高いです。
また鯛のてんぷら等、眉唾レベルの逸話をさも本当のことのように書いていることもやや問題があるように思います。
全体的なキャピキャピした浮つき感が作者の知識の浅さから来ているのか、それとも編集側の依頼や指定だったのかは読んだだけではわかりませんが、「自称歴史好きの女性がキャーキャーと戦国武将を追いかけまわしたり、なりきりごっこをしている日常を描いた本」ということは最初に認識して買うべきだと思います。そういう描写を「おもしろそうだね」と思えるならおすすめですし、イライラしそうだと思うならおすすめは難しいです。