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35 人中、31人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
もう一つの戦国覇権録,
By カーティス・ルメイ (米国) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 戦国時代の終焉 - 「北条の夢」と秀吉の天下統一 (中公新書(1809)) (新書)
西国偏重史観が常識となっているる世の中に一石を投じる研究書。副題に「北条の夢」とある通り、関八州独立国家を目指した小田原北条家が独自のビジョンを掲げ、早雲以来の統一事業を成し遂げんとするその最終過程を描ききっている。 従来、各地の市史や町史を通じて断片的にしか捉えられなかった過程を、独自の解釈を交えつつ、大きなスケールでまとめている。 むろん、これまでにないテーマであり、戦国史ファンも刮目する事実が次々と突きつけられる。確かに題材は上級者仕様だが、古文書も現代文に読み下しているため読み易く、何よりも、そのスリリングな展開は凡百の歴史小説を遥かに凌駕している。 戦国時代は信長や秀吉だけのものではなかった。東国には東国の覇権構想があった。その最終段階が小田原合戦であり、そこで敗者となったがゆえに、「北条の夢」は永遠に封印されるかに見えた。その封印を解いたのが本書である。 これを読まずして戦国時代は語れない。
12 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
本能寺の変の描写は演出過多だが,
By 楡岡 (東京都) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 戦国時代の終焉 - 「北条の夢」と秀吉の天下統一 (中公新書(1809)) (新書)
本能寺の変で信長が死んだその時期、まだ関東には北条氏が、西方には毛利・島津・大友・長宗我部の各氏がいて、日本は統一されていなかった。にもかかわらず、信長の死が戦国の終わりの時期と重なるのはなぜか。秀吉の天下統一までになされなくてはならなかったのはどんなことだったか。というわけで、きわめて興味深い主題のもと、関東北条氏の滅亡の過程と秀吉の天下統一までの足跡を追う。その時期、徳川家康はどうしていたのかとか、信長の息子たちはどうなっていたのかとか、気になる疑問への答えもここに含まれる。
16 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
横から眺めれば,
By カナブンとスズメ (空想の世界) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 戦国時代の終焉 - 「北条の夢」と秀吉の天下統一 (中公新書(1809)) (新書)
周縁の事件を孤立させずに、全体のなかでの位置づけを行っています。つまり「沼尻の合戦」という地方の紛争を 「小牧・長久手の戦い」という中央の紛争に一直線につなげ それが結局「北条の夢」を瓦解させることになったということです。 ここに歴史のダイナミズムを感じました。
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