タイトルの通り、この本の価値は付録カードのEX山中鹿之助に全てがかかっているのですが、その理由を以下に述べます。
戦国大戦 攻略虎の巻 (ホビージャパンMOOK 377)戦国大戦 攻略虎の巻 弐之章 (ホビージャパンMOOK 409)この本は上記2つの攻略本の続編で、構成も基本的にこれらを踏襲しています。したがって、過去指摘されていた「情報量が少ない」という欠点もそのまま継承しています。
「全カード解説」と銘打ってはいますが、実際にはカードの表面に記載されている数字と計略名をそのまま載せているだけであり、具体的な計略効果は全くわかりません。
強化計略ならば武力上昇値はいくつなのか、効果時間は何カウントなのか?といったことは書かれておらず、「武力上昇値が低く」「効果時間は長め」といったようなあやふやな記述に終始しています。
ならば個々のカードレビューに期待したいところですが、ゲームとは関係のない史実エピソードをだらだらと書いていることがしばしばあり、ただでさえスペースの限られた解説欄が更に短くなってしまっています。結果としてカードの使い勝手についてはおざなりの記述で済ませているため、ゲームプレイの参考にはほとんどならないというのが正直な感想です。
家宝の効果についても全く記載がありません。
また冒頭18頁までは初心者向けの基礎知識が記述されていますが、これは追加カードの詳細を知るために買った既存プレイヤーにとってはほとんど周知の事柄であり、単に紙幅の無駄になっています。初心者には意味があるのかもしれませんが、そもそもこの本を最初に買う初心者はあまりいないのでは…。
カードの使い勝手を詳細に書いてくれていればまた違った感想だったでしょうが、その点この本のライターはwikipediaを見れば誰でも分かるような知識をひけらかして自慢するのがお好きなようで、読者が攻略本に何を求めているのか勘違いされている節があります。
ゲームが好きで戦国大戦に入った方は史実の知識なんてどうでもいいでしょうし、逆に戦国時代が好きでこのゲームに入った方は、こんな本を見るまでもなく自分で知識を仕入れているものです。少なくとも、原虎胤と原昌胤を混同しているような人(本書86P参照)の開陳する知識を求めているとは思えません。
以上のような理由で、この本自体にはほとんど何の価値もないというのが私の感想です。カードのスペックや計略名だけなら攻略wikiを見れば済むことなので。
問題はEXカードの使い勝手ということになりますが、本の発売前に前述のライター氏が全国対戦でこのカードを入れたデッキを使っていたことを考えるに、強カードの可能性は十分あります。
その点を踏まえて、ご購入の参考にしていただければ幸いです。