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戦国の城 (学研新書)
 
 

戦国の城 (学研新書) [新書]

小和田 哲男
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

地図を片手に戦国の城を調査するとき、すぐそばまで近づいていることがわかっていても、城山への入り口がわからないということが結構ある。そのようなとき、近くで農作業をやっている人に「○○城はどう行ったらいいですか」と道順を尋ねるが、道順を教えてくれたあと、「でも、行っても何もないよ」という付け加えの一言が必ずといってよいほどある。「何もない」という意味は、近世の城のような天守や櫓などはないという意味で、「行ってがっかりするな」と親切に教えてくれているわけである。しかし、その「何もない」とされる戦国の城が、実は、歴史研究の宝庫だということを多くの人にわかってもらいたいとの思いで本書を書きあげた。

内容(「MARC」データベースより)

戦国時代の城は、近世の城のような天守や櫓のない、土塁と空堀だけのただの土の城であった。その何もないとされる城が戦国時代を知る上で重要な資料となることを示した一冊。

登録情報

  • 新書: 261ページ
  • 出版社: 学習研究社 (2007/06)
  • ISBN-10: 4054034624
  • ISBN-13: 978-4054034624
  • 発売日: 2007/06
  • 商品の寸法: 16.8 x 10.8 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 121,133位 (本のベストセラーを見る)
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11 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By FreshAir 殿堂入りレビュアー トップ10レビュアー
形式:新書|Amazonが確認した購入
同じ著者の「戦国の合戦」が面白かったので、本書も読んでみた。歴史関連の著作には、さして根拠があるわけでもない自説ばかり強調した偏った記述のものも散見されるが、この著者の本はそうではない。視野が広く、いろいろな他の研究者の説にも幅広く目を向けて紹介した上で、自説についても言及している。おそらく研究者同士のネットワークを大切にしているのだろう。また、確実なことと推測に基づくことを確度にしたがって書きぶりできちんと分けて書いてある。それらの点から、比較的安心して読める。

著者は戦国の城についてまったく実態とはかけ離れたイメージを持っている多くの庶民の立場に立って、わかりやすく、具体的に、いろいろなデータや考証を行って説明してくれている。新書サイズながら、写真や図や地図も多い。

城のイメージを一変させてくれるだけでなく、なぜそのような構造になっているのか、そのような場所が選ばれるのか、守り方、攻め方、各部分の作り、発展の歴史、人足の集め方、技術、連絡方法、タイプ別の特徴、城下とのかかわり、人柱神話に至るまで結構多岐にわたってもれなく説明されていて、歴史に関心のある方には必読の一冊といえるかもしれない。なるほど、城というものは本当はこういうものだったのか、と思う。実際、城というのが誰によって、何のために作られ、どう使われたのか納得すると、後世に作られた一般的に広く信じられている城のイメージの方がちょっと滑稽に感じられてくる。いずれにせよ、面白かった。おススメである。
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魅力満載 2007/7/3
By 原子 祐吉 トップ1000レビュアー
形式:新書
いわゆる近世の城である天守や櫓、城門ある城のイメージを覆し、戦国の城を扱っている。
今ではあまり見向きもされずに静かに眠っている戦国の城の成立から役割まで平易な文章で語っているので、素人でも理解できる。
土塁と空堀のみに囲まれた戦国の城の魅力が満載である。
この本を読んで、戦国の息吹を感じ、その時代の生活のにおいを感じるのである。
戦国の城に興味をある方は、是非読んでも損はないと思う。
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土の城 2010/6/7
By はんぎょじん VINE™ メンバー
形式:新書
本書のp77に「戦国時代は城の時代であった」とあります。まさしくそうだと思います。そして城といってもなにも立派な天守閣を備えた姫路城や江戸城のような近世の城郭ばかりが城ではないということを本書は如実に物語ります。
本書が主にあつかうのは戦国期に登場した土の城ですが、その前にまず古代からの城概念について軽く触れ、その後に戦国期の城の築城、類型、その連携の仕方、攻城と籠城、城下町と続き、後半はもっぱら信長秀吉の革新について強調され、戦国の城の終焉というふうに結びます。いずれも面白いですから、城に興味があるのならぜひ読んで見て欲しいと思います。
ちなみに同じ学研から「戦国の堅城」1〜2というのが出ています。自分はその1のみ所持しているんですが、本書が戦国の城そのものについて実際の城を例にとりながらあくまで横断的網羅的に解説することに終始しているのに対し、「戦国の堅城」はそれに加えていくつかの城ごとに分析を加え、解説を交えてその城自体を掘り下げて見ている点で違いがあります。興味があればこちらもお勧めします。
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