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戦争詐欺師
 
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戦争詐欺師 (単行本)

by 菅原 出 (著)
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Product Description

内容紹介

イラク戦争とは、ネオコンの正体とユダヤ人の関係とは、なぜオバマ政権は誕生したのか。
根源的な問いに答える究極のノンフィクション!

イラク侵攻作戦を指揮したトミー・フランクス司令官が、ダグラス・ファイス国防次官を「地球上で最低のくず」とののしった話は有名だが、ブッシュ政権内の内部抗争は、なぜここまでエスカレートしてしまったのか。
陰謀渦巻く街、ワシントンDCで繰り広げられた血なまぐさい暗闘のすべてを開かす。

●本書に登場する主な人物
ジョージ・W・ブッシュ大統領
イラク戦争開戦を決めた最高司令官
コリン・パウエル国務長官
イラク戦争に反対してネオコン勢力と対立
ポール・ウォルフォウィッツ国防副朝刊
リアル・ネオコンと呼ばれる男
アフマド・チャラビ
亡命イラク人組織「イラク国民会議」指導者
アメリカを戦争に引き込んだ男
バラク・オバマ大統領
イラク戦争開戦時は上院議員。議会の開戦
決議には反対票を投じた


内容(「BOOK」データベースより)

イラクをめぐるCIA・国務省vs.ネオコンの情報戦、国際ペテン師の暗躍。日本人が知らない「アメリカの失敗の本質」を明かす驚愕のノンフィクション。

Product Details

  • 単行本: 302 pages
  • Publisher: 講談社 (2009/4/10)
  • ISBN-10: 4062153424
  • ISBN-13: 978-4062153423
  • Release Date: 2009/4/10
  • Product Dimensions: 7.6 x 5.4 x 1 inches
  • Average Customer Review: 4.8 out of 5 stars  See all reviews (9 customer reviews)
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16 of 18 people found the following review helpful:
5.0 out of 5 stars 超大国アメリカにおける「失敗の研究」, 2009/4/13
By pembaca (東京都) - See all my reviews
 超大国アメリカがおかした恐るべき錯誤(=イラク戦争)の内幕を検証した骨太のノンフィクション。「戦争詐欺師」チャラビはもとより、キャラの強い人々の生々しい言動がトレースされていて魅力的な読み物になっている。著者の取材に対してアーミテージは「うまく行くと信じ込んでしまい、その信じる力が、現実を冷静に見る力に勝ってしまったのだと思う」と答えているのが興味深い。どれほど優れた組織であっても、高度なインテリジェンスを有していても、運用する人間に問題があれば役に立たないどころか、より巨大な悲劇を生む原因になってしまうのだ。組織の意思決定をめぐる「失敗の研究」として汲めども尽きぬ示唆に満ちた一冊ではないだろうか。
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12 of 15 people found the following review helpful:
5.0 out of 5 stars 超大国だって間違える, 2009/5/11
By 馬場伸一 (福岡県) - See all my reviews
(TOP 500 REVIEWER)   
本書を読んで思い出したことがある。イラク戦争が始まった頃、ブッシュ大統領が自信満々で「フセインを倒せば、イラクは民主化する。第二次大戦後の日本が民主化したように。」と言っていたのである。当時、この発言を聞いて、「あー、この人は日本のこともイラクのことも何も知らないんだなぁ」と、かなり「とほほ」な気分になったのをよく覚えている。

そういう「トンデモ」な前提に基づいて始められたイラク戦争は、たちまちのうちに泥沼化し、アメリカ兵士をたくさん死なせたにも関わらず、中東情勢は前よりも混沌となり、全世界におけるアメリカの声望は大きく低下した。今やアメリカ人のほとんどがイラク戦争を「失敗した戦争」と考えている。(そう考えていないのは、この戦争を主導した連中だけ。)

本書は、ブッシュ政権において権勢を奮った「ネオコン」と呼ばれる一群の人々が、いかにしてアメリカをイラク戦争に導いたかの丁寧な検証であり、極めて興味深い。国務省やCIA、そして米軍の制服組や共和党の「リアリスト」も含めた米国エスタブリッシュメントの多くの強固な反対を、ネオコン一派が権謀術数を駆使して突破していくプロセスは、恐ろしくもまた興味深い「見もの」である。

そして、かなりの無理に無理を重ねて仕掛けた戦争だっただけに、戦争の成果が悲惨なものであることが明らかになったとたんに、ネオコンの政敵たちが一斉に逆襲に転じた。彼らにとっての「最高の逆襲」がたまたま「事実を明らかにすること」であったために、「開戦」からたった6年しかたっていない今、かくも詳細で赤裸々な事実が明らかになったのである。

超大国だって間違える。それもかなり悲惨に間違える。
政府は賢明に行動することもあるが、愚かなことをすることの方が多い。
それはアメリカであっても同じことだということなのだ。
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9 of 12 people found the following review helpful:
4.0 out of 5 stars "役者"は揃った。果たして、真のタイトル・ロールは誰か?, 2009/6/1
By hide-bon (名古屋市) - See all my reviews
(TOP 50 REVIEWER)   
著者は国際政治アナリスト、アメリカのインテリジェンス(情報)研究を専門としていると言う。これは興味深く、刺激的な本。イラク戦争に於けるアメリカの大罪と誤算については色々と語られてきたが、そもそも開戦そのものが、ワシントンDC内部の辛辣な内部抗争によるモノとし、その内幕と経緯に詳しく触れ、更に遡って、CIAとネオコンの確執の本質にアプローチしていく。対立などと言う生易しい次元ではないCIA&国務省VSネオコン&国防総省の積年の闘争。原理的な面からまるで相容れないその行状を追いながら、ニュースだけでは見えてこない「世界の警察」を標榜するアメリカの魑魅魍魎な内実が見えてくる。
メディア戦略と情報操作、暗躍、謀略、政治的圧力。国際情勢の裏側の一筋縄ではいかないせめぎ合いと、国益をも利用しようとする野望に、嫌悪感を抱きながらも一気に読み切った。
皮肉な事に、CIAや軍隊、悪名高いこれらの組織が、軟弱なリベラルと感じてしまう程に、ネオコンの執念と狂信ぶりが際立っている。
対アルカイダを第一と捉え、敵の敵は味方的な発想で、グローバルなネットワークを構築し、シリアやリビアとと言った非友好国家やイスラム過激派勢力とも連携を模索したCIA。
911以後の国民世論を手に、対テロ戦争の矛先をすり替え、かねてからの脅威であり怨敵イラクとサダム・フセインを壊滅させる事に腐心したネオコン。
その裏で暗躍するアフマド・チャラビを始めとするデマゴーグ、学者、ロビイスト、ジャーナリストに、後に控えし、ラムズフェルド、チェイニー、ウォルフォウィッツらブッシュ政権の主要閣僚たち。
役者は揃った。果たして、"真のタイトル・ロール"は誰なのか?
そして、彼らの闘争の、その成果と代償は何だったのか?
4万人以上の犠牲者を出したイラクの一般市民の惨状を思うと、なんとも遣り切れなくなる。
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