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戦争史大観 (中公文庫BIBLIO)
 
 

戦争史大観 (中公文庫BIBLIO) [文庫]

石原 莞爾
5つ星のうち 3.8  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

日本国体の至高を謳うだけではなく、戦争術発達の極点に世界統一・絶対平和を視た石原莞爾。使命感過多なナショナリストであると同時に、クールな現実認識をあわせもつ彼の軍事学論・戦争史観・思索史的自叙伝を収録。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

石原 莞爾
1889‐1949。山形県生まれ。陸軍大学卒業。陸大教官などを経て関東軍参謀。欧州戦史研究と日蓮信仰から、日本を世界の盟主にとの使命感を得、世界最終戦争論を樹立。その第一段階として、満州事変を主導した。参謀本部作戦課長時代、満州国と一体となった総力戦体制ができていないと日中戦争不拡大を主張。東条英機と衝突し、第16師団長を罷免され予備役となる。その後東亜連盟を指導。敗戦後は全面的武力放棄を唱え、故郷で開拓生活を送った(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 文庫: 206ページ
  • 出版社: 中央公論新社 (2002/04)
  • ISBN-10: 4122040132
  • ISBN-13: 978-4122040137
  • 発売日: 2002/04
  • 商品の寸法: 15 x 10.6 x 1.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.8  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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By daepodong VINE™ メンバー
形式:文庫
 石原の独創的な「最終戦争論」の骨子はむしろ同名の著書のほうによく表現されているから、本書はそれを生み出すに至った著者の経歴と戦史の分析を知るための本といえる。なので、石原の「最終戦争論」をすでに読了している方には意味がある本だとは思うのだが、石原の著作にはじめて触れる方には「最終戦争論」の方を先にお読みになることを勧めたい。
 本書を読むかどうかは「最終戦争論」を読了してから決定すればよいと思われる。
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33 人中、31人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
政治と軍事 2004/11/28
形式:文庫
旧日本陸軍の異端児・奇才、石原莞爾著の軍事論(回顧録付き)です。同じく石原著の『最終戦争論』は宗教的過ぎて読めないと思う自分にとって、本書は割とすんなり読める内容でした。大観というタイトル通り、フリードリヒ大王時代~ナポレオン時代~第一次大戦~第二次大戦初期まで敷衍してあります。

決戦戦争と持久戦争という項目では、洋の東西・時代を問わず問題となる、政治と軍事の関係について詳しく述べられており、興味深く読ませて頂きました。これは結論が出ない『卵が先か、鶏が先か』と似たような問題ですが、この二つのバランスを取るのに失敗すると、第一時大戦時のドイツ、第二次大戦時の日本、ベトナム戦争時のアメリカ等のように、大抵ろくなことになりません。

石原莞爾と言えば予言ですが、石原の考えに影響を与えたと思われる著名な人物(軍事関係のみ)を挙げてみます。クラウゼヴィッツ(戦争の分析)、ジョミニ(点と線)、メッケル(参謀教育)、ルーデンドルフ(国家総力戦)、デルブリュック(殲滅・消耗)、ドゥーエ(戦略爆撃)。至極残念なのは、石原莞爾に限らず昭和の軍人全般に言えることですが、機甲戦の提唱者J.F.C.フラーの影響を微塵も感じないことです。

あと、解説が本文とは全く関係無い内容で辟易としました。

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56 人中、43人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
ウヨクのうちでは神格化されている石原莞爾の理論を、サヨクの代表格である佐高信がどう斬るのか、楽しみにして買いました。

しかし、解説を読んで失望し、星一個減点とさせていただきました。

佐高信の書評とは、本の内容ではなく、著者の人格を評するもののことのようです。公平の観点からすれば、今後、彼の著作に対して解説を執筆される方も、本の内容ではなく、彼の人格について語らなければなりません。

戦争史大観の批判ではなく、著者への人格攻撃を延々と書き連ね、肝心の内容については「放火犯の火消し」と断ずるに至っては、石原の賛同者でなくても、彼の「人格」を疑うのは自然の流れといわざるを得ません。

しかし、私は佐高に同情します。サヨクが佐高ほどの論客を持ってきても、石原を論破できなかったのです。

彼の構想した最終兵器と第二の空軍は、米国が核兵器と戦略爆撃という形で実現し、日米戦の勝者となった米国は、世界の3軸を取り込んで唯一の超大国となりました。

ますます、石原が日本で不遇をかこち、「満州事変の首謀者」という汚名を着せられて葬り去られたことが惜しまれてなりません。今にして思えば、石原の最終戦争論の最高の生徒は、米国だったのです。
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