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戦争の法 (新潮文庫)
 
 

戦争の法 (新潮文庫) [文庫]

佐藤 亜紀
5つ星のうち 4.6  レビューをすべて見る (10件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

あの戦争に関しては皆が健忘症にかかってしまったらしい。シェルショックと言う訳か。1975年、我がN県は突如独立を宣言し、街にソ連兵がたむろし始めた。中学生の私は千秋と一緒に山へ行き、奇妙なゲリラの一員となった…。変えようもない宿命に抗う術を探す、猥雑で凡庸で滑稽で物悲しい人々の姿。日本ファンタジーノベル大賞『バルタザールの遍歴』の異才が放つ長編第2弾。

内容(「MARC」データベースより)

1975年、日本海側にあるN県が突如独立を宣言し、街にはソ連兵が駐留するようになった。中学生の「私」は崩壊した家を捨てて山へ行き、ゲリラの一員となって厳しい訓練を受けるが…。92年新潮社刊の再刊。 --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

登録情報

  • 文庫: 398ページ
  • 出版社: 新潮社 (1996/06)
  • ISBN-10: 4101317127
  • ISBN-13: 978-4101317120
  • 発売日: 1996/06
  • 商品の寸法: 15.4 x 10.8 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.6  レビューをすべて見る (10件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 285,675位 (本のベストセラーを見る)
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10 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
一番好き 2009/10/25
By B太郎
形式:文庫
佐藤亜紀さんの小説としては珍しく日本が舞台です。救いようのない陰惨さと、それと分ちがたく共存する至高の美しさは彼女の小説に共通する魅力ですが、それに加えて本作品には他の作品ではあまり表に出てこない笑いの要素がいっぱい入っています。(まあ、同時に「毒」でもあるんですが)。なかでも「フランス、アルザス、フランス、アルザス」には声を上げて大笑いしました。ドメスティックな地方風俗も楽しいし、終盤でのヨーロッパの場面は本当に美しいです。私は彼女の作品はどれもこれも全部大好きですが、デビュー第2作であるこの作品が実は一番好きだったりします。凄みを増した最近の作品群とはまた違った面白さに溢れています。
このレビューは参考になりましたか?
5 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
佐藤亜紀の文章は、先を急かせたりしない。ひとつひとつの言葉を楽しみ、行きつ戻りつ読みたくなる。楽しみの詰まった文体。これが本当に読む醍醐味なんだとしみじみ思う。『ミノタウロス』、『バルタザールの遍歴』、『天使』、それぞれが異なる味を堪能できる上質な小説。そしてどの作品の終わりにも、暴力が吹きすぎた虚脱感に、失われた何かへの悲しみが輝いてみえる。この日本には、とてつもない文体を持った作家が、私と同じ時間を生きている。
このレビューは参考になりましたか?
8 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
右手と左手 2006/7/27
形式:文庫
国内でもし、戦争が起こったら。

思春期の視点からみると、こんなにも日常とシンクするものかと、遠い感覚のようでもあり、妙なリアリティがあるようでもあります。

身の回りにあるものに染まっていく子供の順応性と、周りに適合してよりうまく行きぬけようとする大人の思惑との間のエアポケットに、ロマンティシズムが存在します。

少し右に振れれば恐怖に口も聴けなくなり、少し左に振れれば人の小さな癖に舌打ちするような暢気な気持ちになる。

さまざまな外因でふらふらと行き来する情緒のうちに、「確固たる何か」の幻想が生まれることがあるのではないかと思います。

戦争で親を失くしたり、身近な大人のプリミティブな姿を見て幻滅したり、御飯が食べられなかったり、やっと手に入れた食料の対価を知ったり。

そんなことで傷ついた子供の心を攫うのは、とても簡潔な形の英雄なのではないでしょうか。

そして、その幻想を失ったら?

その答え、一つのケースが主人公の前半生なのだと思えたのです。
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最近のカスタマーレビュー
大作です
非常に練り込まれた文体で構成された大作。

面白くない事はないけど。
投稿日: 19か月前 投稿者: ahum
佐藤亜紀の初期の傑作
復刊ドットコムによって復刊された傑作。確かに佐藤亜紀の本は絶版とかで入手が難しいものが多い。

話はN県(... 続きを読む
投稿日: 2009/8/2 投稿者: hamachobi
注:女流小説ではない(笑)
... 続きを読む
投稿日: 2008/7/1 投稿者: ホレイシア
「観念的な戦争」とでも訳そうか
作者特有の理屈っぽさと、饒舌さと、スノッブな語り口が
冒頭から爆発する問題作。
「観念的な戦争」とでも訳そうか、... 続きを読む
投稿日: 2006/6/27 投稿者: アジアの息吹
スパイスがよく効いています
のっけから間抜けな教師の「フランス、アルザス、フランス、アルザス」で笑わせてもらいました。全編この調子でディテールがいちいち凝っていて且つイヤミがきいていて、その... 続きを読む
投稿日: 2005/11/14
これがデビュー二作めとは。
£-\-o¨£--... 続きを読む
投稿日: 2003/11/2 投稿者: nite-light
ちょっとばかり悪ふざけ
「戦争の法」という堅苦しい題名がついてはいるので、クラウゼビッツや孫子を思い浮かべる人も多いかと思いますが、そういった兵法戦争理論ではなく(勿論小説だ)、悲惨な戦... 続きを読む
投稿日: 2003/10/22 投稿者: 灯子
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