米軍のイラク侵攻が始まった頃に、この戦争は正当化されるかどうかを検討し始めることから、20世紀の戦争や国際条約について対談形式でまとめた戦争と平和の入門書である。
小さな戦争が大きな戦争を食い止めると堂々と正論を述べてしまうこの本は、数々の歴史的事例から侵略戦争とは何かを定義づけて行く。イラク戦争に反対したフランスとドイツではその理由が全く違うことや、平和運動が戦争を生み出すことを淡々と証明する。(ちなみに、フランスはこれを侵略戦争と見なしたから、ドイツは左派政権が平和主義を唱えたから。)
後半は、北朝鮮や中華人民共和国とのつきあい方を述べている。
平和を求めるための軍事学び近代世界史の参考書として適当であると思う。