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戦争が遺したもの
 
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戦争が遺したもの [単行本]

鶴見 俊輔 , 上野 千鶴子 , 小熊 英二
5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (12件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 2,940 通常配送無料 詳細
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

◆鶴見俊輔氏がすべてを語る!◆

『〈民主〉と〈愛国〉』で読書界の話題をさらった小熊氏が、今回はあの上野千鶴子氏をさそって、戦後思想界の大御所・鶴見俊輔氏に、戦争体験を軸に戦中から戦後にかけての経験をお聞きします。戦時中の捕虜虐殺、慰安婦問題、戦後の『思想の科学』時代、「転向」研究、安保闘争、ベ平連と脱走兵援助、など、これまで聞き手が遠慮してきたようなこともすべてお聞きしています。また、鶴見氏も「今回はすべて話します」と言って、洗いざらい答えられています。鶴見ファンにとっては、はじめてお聞きするようなことがゴロゴロ出てきて、たまらない本になるでしょう。上野ファン、小熊ファンにとっても、それれの鋭い切り込みによる鶴見氏の赤裸々な「告白」をとおして戦後思想史の隠されていた部分が次々に明かされるスリルと、丁々発止の対談の魅力を味わうことができるでしょう。

内容(「BOOK」データベースより)

アメリカでの投獄、戦時下の捕虜虐殺と慰安所運営、60年安保とベトナム反戦、丸山真男や吉本隆明との交流…。戦争から戦後を生き抜いた知識人が、戦後60年を前にすべてを語る。

登録情報

  • 単行本: 403ページ
  • 出版社: 新曜社 (2004/3/11)
  • ISBN-10: 4788508877
  • ISBN-13: 978-4788508873
  • 発売日: 2004/3/11
  • 商品の寸法: 18.6 x 12.6 x 2.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (12件のカスタマーレビュー)
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30 人中、24人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
聞き手のひとりである小熊さんの著書のタイトルになぞらえれば、
「民主」について考えるうちに「愛国心」が湧いてくるような、
中身の濃い本です。なぜ「愛国心」なのか?だって話し手も聞き手も
すごいんだもの。鶴見さんは聡明で博覧強記にして倫理を忘れずうそを
つかず。聞き手のふたりは、遠慮会釈もなく苛烈な質問を連発するように

見えて、実は鶴見さんに対する敬愛の念は深いことを言葉の端々に
滲ませます。
こんなにすごい人たちと同じ言語を使い、ほぼ同じ時代を生きられるのは
幸福だ。そんな気持ちがふつふつと湧き上がるとき、それを「愛国心」と
呼んでも、著者たちはめくじらを立てたりしないでしょう。

それにしても感動するのは、鶴見さんが病床に見舞ったときの金芝河の言葉です。魂に届くひとことを、是非本書でお確かめください。

このレビューは参考になりましたか?
24 人中、19人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 白頭
形式:単行本
鶴見俊輔が立ち会った状況や振る舞いについて、小熊英二も上野千鶴子も
妥協のないツッコミをみせていて緊張感のある面白い対談となっている。
「民主と愛国」でみせた小熊のの周到な史料の読み込み、その作業で到達し
える再構築と見通しは、実際にその状況を生き感じてきた実感にどこまで
迫ることができるのか?そんな面白みもある。
やや整理を急ぎすぎる小熊の若さを上野が諭すシーンなど「愛情」にあふれ
場面もあり、緊張感の中にも「血の通った対話」を感じる。
状況での立ち位置はさておき、鶴見俊輔の心根が意外と吉本隆明にあい通ず
るものがあるのが面白い。実にしなやかな運動神経をもっているように思え
今まで抱いていたイメージが少し変わったのは事実。
鶴見がハーバードでホワイトヘッドの最晩年の講義を聴講していた、という
のを初めて知った。対談中要所で鶴見の口から語られる「大事なことは漠然
としかものなんだ」という思想は、おそらくホワイトヘッドの抱握論の影響
を受けてるのでせうね(多分ですが・・・)。ホワイトヘッドは単なる平和
論者でも暴力否定論でもない「しなやかさ」をもっていたという。通じるも
のを感じます。
このレビューは参考になりましたか?
35 人中、27人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
名企画。 2004/3/16
By itv
形式:単行本
 鶴見俊輔と上野千鶴子、そして小熊英二の座談である。これだけをとってみても面白くないはずがない。実際巻を擱く能わざる一冊であった。

 「民主と愛国」の読者であれば、「心情」というキーワードに対して否が応でも敏感にならざるをえない。これに対し、「思想の科学」の鶴見が、何を語るのか。そして、従軍慰安婦の「戦後処理」-国民基金をめぐる顛末についての、上野による鶴見への容赦ない追及。

 語るべき事が語られ、そして馴れ合いもせず。時折あるコミュニケーションの「交通事故」に、読みながらスリリングな思いをする。さらに、幕間に設けられた雑談の場(ポイント数を下げているのがこれまた心憎い)は、緊張に満ちた会話の間の格好の「ダレ場」として機能している。
 2004年上半期の収穫と呼ぶに相応しい一冊。

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最近のカスタマーレビュー
ナショナリズムとパトリオシズム
そうそうたるメンバーによる対談。

基本的には小熊英二と上野千鶴子が鶴見俊輔の話を聞くというスタイルだ。... 続きを読む
投稿日: 2007/7/9 投稿者: 浦坂
入門編
本書を読むような人はともかく、大抵の人はここに登場する様々な知識人の著作をまともに読んだことがないと思われる。(「大抵の人」の代表が自分自身。)... 続きを読む
投稿日: 2007/4/9 投稿者: dragonalivedragon
感じること、考えることの大切さを知りました
哲学というと、難解で、漠然として、近づくと、現実の生活からかけ離れた鏡の迷路のようなところへ迷い込んでしまうイメージがありました。でもこの本は三日間にわたる対談と... 続きを読む
投稿日: 2007/2/11 投稿者: sora
戦争が遺したヤクザで狸が好きな哲学者
「哲学者」との肩書きをもつ人物はそうたくさんいないだろうが、この本や鶴見氏の他の著作を読めばそれは十分以上に納得できる。... 続きを読む
投稿日: 2006/7/19 投稿者: テキーラサンライズ
上野千鶴子が邪魔
 小熊氏単独のインタビューなら文句なく五点です。... 続きを読む
投稿日: 2005/10/2 投稿者: daepodong
すばらしい対談
とても価値のある対談。私は対談とよばれる良い本に今まで恵まれなかったことが分かった。... 続きを読む
投稿日: 2005/9/12 投稿者: nmocha
爽快です
読み終わったあと涙が溢れてしまいました。自宅でよかったです。驚きと感動と涙と一度に味わえとにかく読後感が爽快です。日本の良心を見たようで心が震え、世代の違う三人が... 続きを読む
投稿日: 2005/2/28 投稿者: ナッツ
編集者としての小熊氏の力量
 内容については、他の方も書いているので触れないが、とっても読みやすく、なるほどなぁ、ってうなずくことが多い本だった。「民主と愛国」を読んだ方には更にお奨め。... 続きを読む
投稿日: 2004/10/8 投稿者: kendc1969
前半期ベストワン
今年前半期では、この本がベストワンである。... 続きを読む
投稿日: 2004/5/31 投稿者: くま
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