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戦争がつくる女性像―第二次世界大戦下の日本女性動員の視覚的プロパガンダ (ちくま学芸文庫)
 
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戦争がつくる女性像―第二次世界大戦下の日本女性動員の視覚的プロパガンダ (ちくま学芸文庫) [文庫]

若桑 みどり
5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 998 通常配送無料 詳細
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戦争がつくる女性像―第二次世界大戦下の日本女性動員の視覚的プロパガンダ (ちくま学芸文庫) + 神国日本のトンデモ決戦生活―広告チラシや雑誌は戦争にどれだけ奉仕したか
合計価格: ¥ 2,888

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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

第二次大戦中、日本の軍部は戦時体制の中で女性をどのように位置づけていたのだろうか。またその役割へと女性たちを動員するために、国家・メディアはどのようなプロパガンダを展開したか。本書は、戦時下において160万部の発行部数を誇った「主婦之友」をはじめとする婦人雑誌の表紙や口絵の絵画作品を徹底的に検証し、「戦時文化」のイメージが女性をどのように戦争へ誘導していったかを解き明かす。もの言わぬ「母」たちの体験した大戦はどのようなものであったのか、新たな戦争史の誕生。

内容(「MARC」データベースより)

第二次世界大戦中に、女性を戦時体制の中でどのような役割を果たすべきものとして日本の軍部が位置づけていたか。また、その役割へと女性大衆を動員するためにどのようなプロパガンダを行ったか。戦時中の婦人雑誌から解明する。* --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

登録情報

  • 文庫: 297ページ
  • 出版社: 筑摩書房 (2000/01)
  • ISBN-10: 4480085378
  • ISBN-13: 978-4480085375
  • 発売日: 2000/01
  • 商品の寸法: 14.6 x 10.6 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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47 人中、38人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
こういう仕事こそが最も大事なのだ。全ての歴史学がそうであるように、美術史とは、過去をよく理解しその延長線上の現代を知り、未来を考えるために存在する。

ルネサンス美術に造詣の深い若桑氏らしく、いわゆる聖母子像との関連づけもきちんと為されており、興味深い。大体国家が「母性」だの「家族」だの言い出すとろくなことがない。放置しておけば、「婦人は同僚でもなければ
愛人でもなく、ただ母たるのみ」などと言い出しかねない。
筆者が炙り出す滑稽にして哀れで不気味な「女性像」は、過去の我々の檻であると同時に現在の我々の檻である。女権拡張運動をやっていた人々が絡めとられてゆく姿がとても哀しい。今の私たちだって、うっかり嵌りそうな罠ではないか。

殺す側に荷担しない為に。私的な大切な人間関係を「家族制度」「国家」に絡めとられない為に。無自覚に暴力を振るわない為に。

無自覚のままに大量のグラフィックイメージやコピーに晒されている現代、判断力を失わない為に必読といえる。極めて良書。

このレビューは参考になりましたか?
1 人中、0人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 白頭
形式:文庫|Amazonが確認した購入
戦争について女性は単なる「被害者」ではなく、積極的に「応援した」側面すら
あったこと。
日常的制度整備と「主婦之友」などの雑誌の日常的な図版による無意識的なイメ
ージ戦略でたくみに意識を戦争へ組織化していったこと。
それが国家の本質的側面であることなどを丁寧に跡付けています。
地道な考証として大変意義のある仕事だと思います。
但し、女性の戦争への積極参加という点については、寧ろ「そうだよな」と意外な感じは
しなかった。また、そうした国家の巧みな戦略に対する著者の評価については、全く
思いを反対にしました。
著者はそうした組織化や組織化される状況を、「ばかげたこと」として特
に全体主義国家で最高潮になるものとして描きだそうとしています。

しかし、思うに著者もいうようそれは国家として当たり前の、本質的な性質であって、
私は寧ろ国家が見せるそうした巧みな組織化戦略に舌をまきました。
そしてそれは寧ろ国家が国内外に対してそなえるべきある意味当然のスキルだと思いました。
冒頭の「応援した」の部分は、著者の叙述のニュアンスからすると「応援するよう
巧みに仕向けられた」という感じになります。
そこに含まれた否定的なニュアンスは、著者にとっては当たり前のように(個人的体験か
ら来る部分もあるものとして)含意されていますが、しかしながらそれは本書が明らかに
した国家の暴力性について、必然的に下されるような結論ではないなと感じました。
文庫版あとがきで教室で小林よしのりを批判した際のエピソードがでてきます。
国策的操作やプロパガンダ=悪という無条件の前提がある著者と、それを踏まえた
上であえて意識的にやっている小林よしのりとの差を逆にきわだたせています。
事実の追跡は史家のそれですが、その評価については唯の戦後民主主義者だなと
いう感じ。国家/体制とはそういうものである、と踏まえて肯定しているもの
には、何ら有効な一撃とはならないと思います。
国家は狡猾に(いや現実的に)国民を組織するもの。戦争は国を挙げての戦い。
応援してあたりまえと思うものにとっては、本書はあたりまえのことをあきらか
にしたにすぎないものだといえます。
本書にインパクトがあると考えるのは、今だ上記のような国家の「暴力的」な
本質を暴露すれば、国家的なもの体制的なものに衝撃をあたえうる、と考えて
いるサヨク的思考の持ち主だけに思えます。
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